旭屋書店 なんばCITY店は、日本でも有数の「鉄道書籍を専門としたコーナー」をもつ店舗さんです。私が書いた書籍「マルコに恋して」も、こちらのお店に置かせていただいています。
その在庫数たるや、「鉄道ピクトリアル」「鉄道ファン」などの雑誌は勿論のこと、「関西の鉄道」「鉄道史料」などの資料性の高い雑誌のバックナンバーも揃っている充実っぷり。鉄道書籍コーナーだけで40坪もの敷地を使っているんだとか。
南海なんば駅の下
旭屋書店のなんばCITY店が位置するのは、南海なんば駅の下側にある「なんばCITY」の地下2階です。なんばエリアでいうと南側、でんでんタウン・オタロードの近くにあります。
移転の経緯については、次のように記載があります、
鉄道ファンから「東の書泉グランデ、西の旭屋」と言われるほど、鉄道本が充実していることで知られる「旭屋書店 本店」(北区)が、ビルの老朽化のため12月末をもって約3年間の一時閉店となるため、「鉄道の聖地をなくしてしまうのはもったいない」という声が社内外からあったことが、同店への鉄道コーナー設置のきっかけとなった。
もともと、旭屋書店の鉄道販売コーナーの蔵書の多さは鉄道ファンには有名でしたが、店舗は現在の難波ではなく、梅田に位置した旧梅田本店でした。その後新ビル建築に伴う移転によって、なんばCITY店に移された経緯があります。
当時は「ビルリニューアル工事中の3年間だけ」…という前提でなんばに移転したようですが、結局本店のあったビルとの再契約合意に至らず、なんばの地で新装開店…という事情であったようです。
ルーツは模型店
旧梅田本店のさらにルーツを辿ると、どうも同じビルの5階に入っていた「マッハ模型」というところがスタートのようなのです。
旭屋本店の強みであった鉄道図書は、もともと本店5階にマッハ模型が入っていたのを引く継いだのです。
マッハ模型は鉄道模型のお店ですが、鉄道模型店というのは、本も売っているのです。
今回、私の「マルコに恋して」は、なんばCITY店の他に天王寺MIO店でも置かせて頂いていたのですが、やはり西日本一の鉄道書籍店というネームバリューと、顧客のニーズとも見事に合致しているからか、売れ行き的にはなんばCITY店が即完売→2・3日遅れて天王寺MIO店が完売…という図式でした。
もし次回作を販売することがありましたら、また強力な2店舗を持つ旭屋書店さんにお願いしようと考えています。
ちなみに、東京の方でも「書泉」という同じようなお店があるそうですが、私は行ったことがありませんので、参考程度に記載しておきます…