【さよなら】ネコ・パブリッシング社、吸収合併で消滅。44年の歴史に幕

【さよなら】ネコ・パブリッシング社、吸収合併で消滅。44年の歴史に幕
出典:官報(令和2年12月28日)

鉄道模型愛好家に人気の「RM MODELS(通称RMM)」や「鉄おも!」などを出版していた株式会社ネコ・パブリッシングは、「TSUTAYA」「蔦屋書店」などを運営するCCC LIFESTYLE株式会社の子会社、 カルチュア・エンタテインメント株式会社へ合併することを官報内で発表しました。

ネコ・パブリッシング社はこのまま解散となる模様です。

 

少し会社関係がややこしいですが、図式化するとこういう立ち位置になります。

今回吸収合併するカルチュア・エンタテインメント株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(持株会社)の孫会社にあたります。

 

 

企業概要

ネコ・パブリッシング社は1976年に「企画室ネコ」として創業、1992年に現社名へと変更しました。

2010年には、カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下となっています。

 

鉄道関係の専門書籍も豊富で、

・鉄道模型愛好者に人気の「RMM
・鉄道会社・車両の歴史を細かく記録している「RMライブラリー
・その他「鉄おも!」「国鉄時代
・Webサイト「鉄道ホビダス

鉄道以外では
・「所ジョージの世田谷ベース
・カーマガジン「Tipo」
・欧州車中心の自動車雑誌「LE VOLANT(ル・ボラン)

…などなど、会社名は知らなくても書籍名は知っているという方も多いのではないでしょうか。

 

 

5億の赤字を計上

ネコ・パブリッシング社が2017年度に5億円の純損失を計上したことを当系列のサイト「Verepo」で報じた際には、大きく話題となりました。

当期純利益利益剰余金
2017年度▲5億6170万円▲6億9885万円
2018年度▲1938万円▲7億1824万円

 

吸収したカルチュア・エンタテインメント株式会社とネコ・パブリッシング社は、どちらも出版事業をメインとする企業です。

企業としての「ネコパブ」は、前身の企画室ネコ時代から含めて44年の歴史に幕を下ろしますが、ネコパブが生んだ書籍である「RMM」「鉄おも」「国鉄時代」「RMライブラリー」などの鉄道関係書籍はそのまま出版されるのでしょうか…。

 

関連リンク

【決算】「RM MODELS」などを出版するネコ・パブリッシング、2018年度は1938万円の純損失(赤字)を計上

【決算】「RM MODELS」などを出版するネコ・パブリッシング、2017年度は5億6170万円の純損失(赤字)を計上

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