【2022年】鉄道企業の時価総額ランキング

【2022年】鉄道企業の時価総額ランキング

2022年11月における、鉄道企業の時価総額についてまとめました。

既にYouTubeでも出していますが、時価総額というのは企業の株式発行数に株価をかけて算出したものです。

時価総額=企業の株式発行数×株価

少し強引ですが、その株式を全て買えば自分のものになることから、いわば時価総額とは企業の価値となります。

日本電産の永守社長は「時価総額ランキングこそが企業価値を決めるもっとも重要な指標だ」と言って憚りません。

「良い企業」の定義は人それぞれではありますが、市場の株価から算出する時価総額は「良い企業」を測る上でもっとも公平な判断手段の1つであることは事実です。

それでは、鉄道業界で良い企業はどこなのかを見ていきましょう。

 

ランキング

※データは11月8日15時終値次点のものです。

社名 時価総額
1 JR東海 3兆4721億円
2 JR東日本 2兆9830億円
3 JR西日本 1兆4171億円
4 阪急阪神HD 1兆730億円
5 東急 1兆529億円
6 近鉄GHD 9237億円
7 東武鉄道 6892億円
8 京成電鉄 6672億円
9 京王電鉄 6427億円
10 小田急電鉄 6234億円
11 JR九州 4602億円
12 名古屋鉄道 4378億円
13 西武HD 4256億円
14 京阪HD 4148億円
15 京浜急行電鉄 4070億円
16 南海電鉄 3305億円
17 富士急行 2708億円
18 西日本鉄道 2199億円
19 相鉄HD 2080億円
20 山陽電鉄 496億円
21 神戸電鉄 258億円
22 広島電鉄 252億円
23 京福電気鉄道 64億円
24 秩父鉄道 39億円

 

解説

上位三社は、長年JR東海・JR東日本・JR西日本の3つになっています。

長年東日本がトップでしたが、リニア建設あたりから東海が逆転しており、現在もその構図は変わっていません。

しかしながら元々国鉄だった企業を民営化したこの3社はどちらかというと特別枠扱いになることが多く、純然たる民間企業としては、長年西武鉄道グループがトップに君臨していました。

2000年までは他の追従を許さず圧倒的王者として君臨しており、最盛期には2兆4000億円ものレコードをつけたことがあります。

ところが、粉飾決算が出たことで没落。現在では京阪・名鉄と同規模程度の企業になってしまいました。

現在、民間鉄道としてトップを走るのは阪急阪神ホールディングスです。

この下に東急・近鉄Gホールディングスがおり、年度によってはこの3社が入れ替わっています。

 

その他

鉄道運行事業の他、鉄道製造などの企業についても調べてみました。

鉄道車両製造メーカー  時価総額
近畿車輛 67億円
日本車輌製造 289億円
川崎重工業 4490億円

 

信号製造メーカー  時価総額
大同信号 80億円
京三製作所 253億円
日本信号 681億円

 

その他 時価総額
森尾電機 25億円
小糸製作所
<ディスプレイの製造>
6547億円
表示灯
<交通広告企業>
68億円
ナブテスコ
<自動ドア製造>
3801億円
オムロン
<自動券売機・改札機の製造>
1兆4200億円
レシップHD
<サイン・ディスプレイ等の製造>
67億円
東洋電機製造
<鉄道電装部品の製造>
81億円
不二電機工業 72億円
南海辰村建設
<鉄道系建設>
93億円
住江織物
<座席織物の製造>
138億円

 

関連リンク

住江織物さんが開催している「鉄道車両内装の歴史展」がめちゃくちゃ面白かった話

 




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