いよいよ来ましたね!!!
徳島・高知を走る阿佐海岸鉄道は、日本初のDMVの営業開始日を2021年12月25日と発表しました!
但しDMVは乗車定員が少ないことから、営業開始後の繁忙期においては予約制となる見込みです。
営業開始前の2週間は地元住民を対象としたプレオープン期間にする予定で、一般乗客の予約は12月2日12:00からスタートします。
元々は2020年東京オリンピック前のデビューを目標に準備してきたDMVですが、車輪アーム部分に脆弱性が発見されたことで延期されていました。
東京オリンピックに間に合わせることで、日本国内各地を海外マスコミが取材する際にアピールできるようにしたかったものと思われます。
ただ、コロナウイルスの影響で海外マスコミ勢の外出も制限されてあまり日本国内を取り上げられなかった為、結果的により習熟期間を設けられたことは怪我の功名だったかもしれません。
阿佐海岸鉄道とは
阿佐海岸鉄道は、阿波海南~甲浦(高知県)間を結ぶ第三セクター鉄道です。元々国鉄が建設予定だった区間を引き継いで1992年に開業しました。
そもそも国鉄時代には高知県室戸までの延伸を見越していたこともあり、今回のDMVによる室戸への乗り入れはまさに悲願達成と言える事案になります。
室戸への乗り入れ便は1日1本のみで、基本的には阿佐海南文化村~宍喰温泉間の運行になる見込みです。
これまでは単行の気動車が行き来するだけなど、一ローカル鉄道といった佇まいでしたが、2017年にDMV導入の名乗りを上げてからは、全国の鉄道ファンから注目が集まっています。
関連リンク
参考文献
阿佐海岸鉄道『阿佐鉄DMV営業運行開始日決定!!』
徳島新聞『DMV、クリスマスに運行開始 2日から予約受け付け 阿佐海岸鉄道』