JR西日本不動産開発は、富山駅前南西側に現在建設中である「JR富山駅ビル」のデザインを発表しました。2022年春に開業予定です。
駅ビルは富山駅西側に設置され、地上12階建てとなります。上層階から駅前広場やLRTを見下ろせるビュースポットも設けられるようです。
入居する具体的なテナントなどはまだ発表されていませんが、ビルの名称は「MAROOT(マルート)」に決定しています。
テナント構成
・1~4F:商業施設
物販店・飲食店・サービス店など、約80店
※マリエとやまからも移転します
・4~12F:ホテル
客室約 190 室、温浴施設、飲食店
・1~5F:駐車場
立体・屋上自走式、約 400 台分
外観について
現地は富山駅周辺地区土地区画整理事業地に基づき、現在進められています。
ビルの外観は、富山を代表する景観である立山連峰の雪景色を思わせる白色をベースに、同じく立山連峰の美しい稜線を、外壁パネルのグラデーションによって表現。
建物の一部には、立山杉をイメージした濃茶色を設え、落ち着きと温かみのある印象を与えています。
名称について
「MAROOT」は、暮らしに必要なものをまるっと揃える、暮らしの根底(Root)を支える役割を…というコンセプトから名付けられたものです。
また、富山駅にて1952年に開業した「まると百貨店」からも引用し、歴史へのリスペクトも感じる名称です。
1952年…「まると百貨店」開業
1966年…「富山ステーションデパート・とやま駅特選館」開業
1985年…「マリエとやま」開業
2015年…「とやマルシェ」開業
2022年…「MAROOT」開業予定
施設概要
所在地:富山県富山市明輪町1番231号
敷地面積:約7,930㎡(富山市用地約4,208㎡、西日本旅客鉄道株式会社用地約3,722㎡)
主要用途:商業施設、宿泊施設、立体駐車場
延べ面積:約38,100㎡
階数:鉄骨造 地上12階
建物設置者:JR西日本不動産開発株式会社
施設運営者
<商業施設・駐車場運営>富山ターミナルビル株式会社
<宿泊施設運営>株式会社ジェイアール西日本ホテル開発
関連リンク
参考文献
JR西日本不動産開発株式会社「JR富山駅ビル外観デザインについて~2022年春開業予定~ 」