
福岡市地下鉄は、空港線・箱崎線で使用している第2世代の車両2000系のリニューアル車両を、2021年1月7日より運行すると発表しました。
また、これにあわせて形式名称を「2000N系」と改めることも発表しています。
主なリニューアル内容

【内装】
① 液晶式車内案内表示器の更新
② 扉開閉表示灯,スピーカの新設
③ 客室床・優先スペース部の更新
④ 二段手すりの設置
⑤ 吊手の増設・更新
⑥ 出入口部の安全性向上
内装で目立つ更新内容は、やはりLCDディスプレイの設置でしょう。かなりワイドサイズの液晶を採用しているようで、モニタを横2個並べている感じでしょうか。
表示機の制御は今まであまり見たことのないタイプ。この分野では三菱電機の「セサミクロ」が有名ですが、果たしてどこのものでしょうか…?
またプレスリリースでは触れられていませんが、向かって車体上部左側にあった列番設定機が撤去されているようです。

【外装】
① カラー帯の追加
② 号車表示ステッカーの追加
外装面では、新たにラインカラーを上部側面に追加。ひと目でリニューアル車両であるとわかるようになりました。
また、号車表示ステッカーも取り付けられています。
リニューアルの計画変更
2000系は1993年の空港線延伸増備用としてデビュー。今年で28年目となり、鉄道車両としてはちょうど中間更新が行われる年数になりました。
元々2000系のまま2015年末からリニューアル工事を受けていましたが、ここにきて形式変更を伴うリニューアル工事の計画変更を受けることとなりました。
今回2000N系の第一弾として運行を開始するのは2000系22編成(2508F)。2000系は1000系からの続番が割り振られており、19~24編成の全5編成が所属しています。
関連リンク
参考文献
福岡市交通局「~みんなが使いやすい地下鉄へ~ 2000系リニューアル車両がデビューします!!」