福岡市交通局は、空港線・箱崎線へ新車の投入を行う計画を現在進めています。
これは2018年11月に開催された福岡市地下鉄の経営戦略会の説明資料において示されたもので、現在18編成が活躍している1000N系を一括で置き換える計画です。
2020年度の調達予定ページの中で「18編成分の車両製作」と明示されていることからもそれが伺えます。
現在わかっている新車の概要
形式名はまだ判明していません。続番だと日本人の忌み数字である4を用いた「4000系」になりますが、果たして何系になるのでしょうか。
1000N系の代替車両投入用に、2019年度~2022年度の予算枠で192億円を計上(1両あたり1.77億円)。実際の車両投入は2024年度から2027年度にかけて分けて計画されています。
1000N系車両について,今後,製造から40年を迎えることから,後継車両新造の適切な更新時期や車両の仕様等について検討を行い,安全性,快適性,経済性等の総合的な観点から計画的に更新していきます。
出典:福岡市交通局「福岡市地下鉄経営戦略の原案について」平成30年11月20日
2000系も改修へ
直接的には関係ありませんが、福岡市地下鉄ではこの他2000系車両の改修に27億円、(七隈線)3000系車両の改修に47億円が計上されている他、天神南~博多延伸用の3000系車両増備の為に28億円が別途計上されています。
神戸・仙台など福岡と同時期に開業した地下鉄車両も寿命を迎えつつあります。
神戸では6000系を一括投入中、仙台でも3000系なる新車を1000N系置換用に22編成一括で発注するなど、各地下鉄事業者のメインルートの車両が第二世代へと入れ替わろうとしています。
関連リンク
参考文献
福岡市交通局「福岡市地下鉄経営戦略の原案について」平成30年11月20日
福岡市交通局「調達予定 2020年度」
tuji815氏のツイートより