東京メトロは、夜間に行う保守工事時間の確保を目的に2021年春のダイヤ改正において全路線の終電時刻を概ね10分程度繰上げると発表しました。
終電繰り上げは、JR東日本や京急電鉄をはじめ関東系私鉄各社で実施が予定されており、直通運転路線が多い東京メトロも足並みを揃えた格好です。
細かいダイヤはまだ発表されていませんが、路線区ごとにおおよその時間は発表されているのでご紹介します。
例えば…
メイン路線である銀座線では、概ね9~10分程度の終電繰り上げを実施。
上野駅には上野検車区(車庫)がある兼ね合いで繰り上げは抑えられていますが、その他区間ではプレス通りとなっています。
渋谷発浅草・上野方面行きは24:02頃発が最終となるようです。
副都心線では、やや繰り上げ幅が大きい11~14分程度となっています。
この通りだとすると、和光市発が23:55になりますね。
夜間作業量が1.4倍に
東京メトロではホームドア設置や耐震補強などの作業量増加具合が年々増えており、具体的な数値で出すと8年前の1.4倍にもなっているそうです。
このことから、作業時間の確保は長年の課題となっていました。
全国の地下鉄を見ても初めての具体的な繰り上げ発表ですが、この流れに他地下鉄も続くのかどうか、注目です。
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参考文献
出典:東京地下鉄株式会社「2021年春ダイヤ改正における終電時刻繰上げの概要について」、2020年11月30日
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