橿原市昆虫館で開催されている、「G20」という世界中のゴキブリの展示会を見てきた帰りに、近いので橿原神宮前に立ち寄ったのですが、なんと近鉄のモトが列車を従えて止まっているではありませんか!!
おそらく橿原神宮前から検査施設のある五位堂まで運ばれるもののようですが…
こんな機会めったに無い…と思い、じっくりと観察してきました。
極めて合理的なその形
近鉄のモトとは事業用の電車(機関車のようなもの)で、あまり目にすることがない車両でもあります。
トラックのような独特の形状は、最低限の運転台・パンタグラフと、今回のように台車を載せて運ぶのに必要なスペースがあり、最大限に効果を発揮します。
今回運ばれた車両は狭軌である南大阪線用車両。
標準軌の橿原線には入線出来ない為、わざわざ一度台車を外して、仮の標準軌台車に変えてから五位堂までご移動します。
この台車?部分には線路が埋め込まれているのですね…これは知らなかったなぁ。
こちらがその仮台車。識別用なのか、車軸に「1」「2」などの数字が書かれていました。
今回輸送対象となった6020系。1968年に登場した車両で、今年で52年目になります。まだ使い倒す気でしょうか