阪神百貨店が入る「大阪神(だい・はんしん)ビル」は、1940年の竣工から70年が経過したことから、現在建て替えの総リニューアルが行われています。
出典:http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000218/218798/111-1.pdf
梅田1丁目1番地計画として、かつての敵であった阪急(新阪急ビル)と一体となったビルの建造に取り組んでいます。
リニューアル後は地下3階建て、地上38階建て(高さ190m)のオフィスと百貨店が融合したビルになるようです。
現在は1期工事の段階で、2018年春頃の竣工予定です。この工事が完了後、すぐさま西側の解体工事に着手、全体の竣工は2022年春頃を見込んでいるとのことです。
ビル全景
梅田1丁目1番地計画ビルとして建設中。設計施工は大阪に本社を置く竹中工務店さんです。
先代を踏襲したアールのかかる優雅なデザイン。
【追記】2018年5月現在の大阪神ビルの様子です。エレベータ工事が完了、更に1階出入り口部分も姿を見せつつあります
また新しいCIフォントである「ロゴG」で書かれた阪神電車ロゴも登場。
右側は1957年に増築された新館です。今回のリニューアル中における阪神百貨店の営業用に存置されていますが、1期工事の完成後にこちらもリニューアルに取り掛かられます。こちらは高層ビルを建築する計画のようです。
出典:阪神電鉄プレスリリース(http://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/1532)
ビル工事の囲いには、大きく「EXPO2025」の文字が。この万博ロゴもかなり浸透してきましたね
日本初の「公道をまたぐビル」
前述した「大阪神ビル(写真左側)」と「新阪急ビル(右側)」は、かつて別個の建造物でしたが、今回一体的にリニューアル工事されることを踏まえ、両者ビルの間にある公道をまたぐ建造物があります。
阪急阪神連絡デッキ
また、あわせてこの地にあった「梅田新歩道橋」(ペデストリアンデッキ)には「阪急阪神連絡デッキ」という名前がつけられています
今年春には竣工予定の阪神百貨店。懸念されていた大阪の百貨店余剰問題もインバウンド効果で杞憂に終わり、ますます元気になる大阪経済界!良いニュースが続きます(^ω^)