阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:秦雅夫)では、普通車両用5500系のリ ニューアルを実施し、5月2日(火)から、営業運転を開始します。 このリニューアルは、阪神・淡路大震災で被災した車両の代替車両として登場した5500系車 両が、1995年の製造初年から20年以上経過していることから、リニューアルを図るものです。
今回のリニューアルでは、車いす・ベビーカースペースの増設(現在の1編成2両への設置から 1編成全4両に設置)などのバリアフリー設備の拡充に加え、昨年、ブルーリボン賞を受賞した 5700系車両で好評の「扉個別開閉機能」等のサービス設備を新たに設けることで〝リノベーシ ョン車両″として生まれ変わります。
また、外観も普通用車両の伝統であるブルー系のツートンカ ラーを踏襲しつつも、塗り分け位置や扉部分の配色を刷新し、お客さまに〝リノベーション車両″ ということが明確に分かるようにしています。
出典:『5500系車両を大幅リニューアル!5月2日(火)から営業運転開始』<http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20170427-5500press.pdf> – 2017年4月29日,阪神電気鉄道
大幅に塗装変更がなされたことには驚きましたが、一般乗客へのアピールが目的であったようですね。大阪市営地下鉄でも御堂筋線が同様の理由で大幅にデザインをリフレッシュ(サラミ)していますが、今後こういった大幅なデザインチェンジを行う車両が増えてきそうです。
これまではどちらかというと技術至上主義な面が多かった鉄道系企業も、ようやくデザインに本腰を入れ始めたのでしょうか
5500系は、いつの間にかデビューから20年以上が経過していたことにも驚き。新・青銅車としてこれまでの阪神電鉄と違ったデザインで登場したことから、当時は相当のインパクトがあったと伺っています。
そんな5500系が2017年の電車らしく、センターポールの取り付け、エクステリアデザインのリノベーション、車内に32インチハーフサイズのLCDモニタを搭載、扉開閉予告灯、誘導鈴を新設…などなど、後輩の5700系共々、これからの阪神電鉄の象徴として引っ張っていって欲しいものです。