JR西日本は、大阪駅西側に新たな駅ビルを整備することを発表しました。
ここは現在開発中のうめきた2期地区、並びにそこへの連絡駅となるJR北梅田駅に隣接するエリアです。
JR西日本グループでは、西日本最大のターミナルである大阪駅が将来にわたって大阪の玄関口にふさわしい、快適で利便性が高く、にぎわいのあるターミナル拠点となるべく、2011年に大阪ステーションシティをグランドオープンいたしました。
このたび、1日約86万人のお客様にご利用いただいている大阪駅の混雑緩和、新たなバリアフリールート整備および西側地区へのアクセス性向上を図るとともに、周辺地区との回遊性を高め、地区全体のさらなる価値向上に寄与するべく、「新改札口整備」、「高架下開発」、「新駅ビル開発」を柱とする基本的な計画がまとまりましたのでお知らせいたします(中略)新駅ビル開発
新改札口に隣接して、うめきた2期地区をはじめとした大阪駅西側地区の玄関口にふさわしい新たな駅ビルを整備します。新たなビジネス活動拠点を整備するとともに、周辺のオフィスワーカーをはじめとする多様なニーズに対応する商業ゾーンを中層部に展開し、にぎわいや交流、憩いの場を創出します。低層部には広場空間を設け、うめきた2期地区開発とも連携し、周辺地区における歩行者の回遊性向上を図ります。
なお、新駅ビルの事業主体は大阪ターミナルビル株式会社を予定しております。【規模】
延床面積 約59,000平方メートル、オフィス賃貸面積 約23,000平方メートル
地上23階・地下1階、高さ約120メートル【導入機能】
オフィス、商業など出典:https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/12/page_15368.html
ビルが設置されるのはこの手前の部分。プレスリリースの画像に見える黄土色のビルがこの大阪駅で、手前の駐車場連絡通路部分に建てられることになります
ビル予定地から大阪駅を望む。それにしても大きくなりましたねぇ
今回の再開発は、長年塩漬けにされているJPタワー予定地との共同開発で、駅北(今回のビル)・南(JPタワー)側と包括的に「大阪駅西地区開発」と呼称されているようです。
また、今回の再開発で、現在桜橋口あたりに展開している「アルビアアウトドア」、電車でGO!が入っている「梅三小路」は閉館するとのことです。
運営は、現在大阪ステーションシティを運営する大阪ターミナルビル株式会社が担当するとのことです。
また、現在旧大阪駅11番線乗り場の遺構が残っていますが、ここもまもなく姿を消すことになりそうですね。
再開発スケジュール
2020年初 大阪ステーションシティ駐車場連絡通路等撤去工事着手
2021年春 新駅ビル工事着手
2023年春 うめきた(大阪)地下駅開業、新改札口暫定供用開始
2024年夏 新改札口供用開始
2024年秋 新駅ビル開業
2027年春まで 順次、高架下商業ゾーン・バスターミナル開業