今から32年前の1988年(昭和63年)7月10日。
この日は名古屋鉄道 1000系「パノラマSuper」がデビューした日です。
3代目「パノラマ」
「パノラマ」シリーズの現祖は、なんといっても名車7000系でしょう。8800系パノラマDXなどもあり、1000系「パノラマ Super」は第3世代の車両にあたります。
1000系は「パノラマ」シリーズで現在でも唯一運行している車両で、ハイデッキスタイルの展望席を持っているのが特徴です。7000系は運転席が上・客室が下でしたが、1000系ではこの関係が逆転しています。
形状はこの時代に作られた車両らしく、丸みを帯びた流線形となりスタイリッシュなスタイルとなりました。
また1000系の登場から2年後の1991年、1000系に増結する一般車用車両として1200系が登場しました。1000系のノーズを潰し、通勤車両っぽくアレンジしたようなデザインが特徴です。
1000系と違って3ドア化・展望席がないなど顕著な差がありますが、れっきとした「パノラマカー」の一員となっています。
リニューアル工事
一般車を増結していた一部特別車の6両編成については、2015年からリニューアル工事を受け、塗装がより現代っぽくなりました。
全車特別車の4両編成についてはこの工事を受けることなく、車齢僅か20年程度で廃車となっています。
先頭に取り付けられていた愛称表示用方向幕はLED化され、行き先を表示するように変更されています。
尚私も迷ったことがあるのですが、2020年現在においてパノラマ展望車両は、全車が豊橋・河和方面向きに取り付けられています。
展望席で風景を見たい場合は、豊橋行き・中部国際空港行き(東・南行き)の特急のミューチケットを購入しましょう。