大阪に本社を置く企業というのは段々と減ってきており、あの日清食品ですら東京へ本社を移転しています。
本社を置く企業というのは税金をその地方自治体に支払っているので、そこに住む人にはありがたい存在であり、もっと意識しなければいけないなあと常々思っています。
私も極力、大阪や関西に本社を置く企業のサービスや商品を優先的に買うようにしています。
さて、そんな大阪に本社を置く企業でもっとも企業価値が高い…いわゆる時価総額が高い企業というのは、有名な「パナソニック」や「JR西日本」ではなく、「キーエンス」という会社ということをご存知でしょうか。
時価総額とは?
株式の発行数x値段で決まる企業の価値。
「市場」という、最も公平な場において決まる数値なので客観性という点では参考になります。
大阪に本社を置く企業で、時価総額を基準に上場企業をランキングするならば、以下の通りになります。
1位:キーエンス(大阪市西中島)
2位:武田薬品工業(大阪市道修町)
3位:ダイキン工業(大阪市中崎西)
4位:パナソニック(門真市)
5位:小野薬品工業(大阪市久太郎町)
6位:伊藤忠商事(大阪市梅田)
7位:大和ハウス工業(大阪市梅田)
8位:塩野義製薬(大阪市道修町)
9位:クボタ(大阪市敷津東)
10位:シマノ(堺市)
このキーエンスがNo.1! JR西日本や阪急阪神、京阪ホールディングスなどの電鉄会社はランキングにすら出てきません。
キーエンスは産業用製品のアッセンブリーメーカーで自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などを販売しています。
何を作っているのか…わかりやすい身近なところでいうと、飲食業で使用するハンディがキーエンス製の製品です。
本社ビルがめちゃくちゃかっこいい
このキーエンスの本社は大阪市の西中島にあります。阪急南方駅から10分ほどでしょうか。
営業利益率は50%
キーエンスは営業利益が50%もある超・優良企業です。これは商品を売るとその半分が利益になる、ということです。
基本的に商取引が大きくなればなるほど利益率というのは下がる傾向にありますが、これだけの大きな会社でこの数字を維持しているのは特筆すべきポイントです。
ビル裏はサンダーバードが走る
ちなみに、キーエンス本社ビルの裏手はJR京都線が走り抜けます。
この日は683系サンダーバードが駆け抜けていきました