京阪3000系にプレミアムカーを投入したことで、長らく余剰となり車庫内で持て余していた中間車3750形ですが、噂通り(?)、通勤車13000系へ6月から編入すると東洋経済新報社が報じています。
余剰となった車両はしばらく車両基地で出番を待っていたが、2023年6月以降、改造工事を経て通勤車両の13000系に組み入れ、順次営業運転に復帰。置き換えられた13000系の車両は、新造する編成の中間車として運用する方針だ。
出典:東洋経済オンライン 1)
噂は真に
京阪電鉄のプレミアムカーは、2017年にまず8000系にて鳴り物入りで登場。
在阪メディアや鉄道ファンに「あの京阪が!?」と大きく注目を浴び、また期待通りの結果を収めました。
この際は既存車両を改造することで対応していましたが、続く3000系への投入時にはわざわざ新型車両(3850形)を調達。元々あった中間車両を外し、プレミアムカーを組み込んで運用に就いています。
この際に押し出された中間車両(3750形)は長らく出番がなく、寝屋川車両基地に留置される日が続きました。
3750形は6両が在籍しており、今月6月から順次営業運転へ久しぶりに復帰していくようです。
元13000はどうなる…?
ここで気になるのは、元々13000系についていた中間車両。
先程の東洋経済の記事内では「元13000系の車両を、新造する編成の中間車とする」と書かれています。つまり玉突きになって元13000系の車両もまたどこかへ転用されるということです。
一見不合理さも垣間見えるこの転用ですが、わざわざ同じ形式内で付け替えるのは、製造年をなるべくあわせる為なのでしょうか…?
関連リンク
参考文献
東洋経済オンライン「京阪3000系「中之島線開業のシンボル」から大躍進」