神戸市営地下鉄2000形は、1988年に登場した西神・山手線用の車両です。
北神急行新神戸~谷上間開通に合わせて投入されました。機器的な構造は1000形を踏襲しています。
開業当時は5両で登場しましたが、後に2400号車(1989年)を増備し、現在は6両編成となっています。
2000形は全4編成と、西神・山手線の中では最も少ない勢力となっています。
車体構造
車体は全耐触アルミニウム合金製です。
先代の1000形に引き続き、車体色は神戸市電の緑色を受け継いだもので、上側をパールグリーン・下側をライトグリーンのツートンカラーとして配色しています。
形式 | 2100 | 2200 | 2300 | 2400 | 2500 | 2600 |
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車種 | Mc2 | M1 | T | T | M’1 | Mc’2 |
定員 | 130 | 144 | 144 | 144 | 144 | 130 |
座席数 | 48 | 56 | 54 | 不明 | 56 | 48 |
自重 | ||||||
台車 | 住友金属 FS-393 | |||||
主電動機 | 【更新前】直流直巻補極付分解界磁方式(MB-3299-A) 【更新後】かご形三相誘導電動機 |
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制御方式 | 【更新前】チョッパ制御方式 自動可変界磁形(抑速・停止回生ブレーキ付き) 【更新後】IGBT-VVVFインバータ |
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設計最高速度 | 100km/h | |||||
加速度 | 3.3km/h/s | |||||
減速度 | <常用>3.5km/h/s <非常用>4.5km/h/s | |||||
集電方式/電圧 | 架線集電方式/1,500V | |||||
集電装置 | 下枠交差型 |
ニューアル
2012年より、中間更新・リニューアル工事が行われています。
チョッパ制御装置からVVVFインバータへ換装し、ATC・ATO装置などがリニューアルされています。同時に局内呼称としては「2000-02形」(IGBT素子)へと変更されています。
廃車
2022年6月までに全ての2000形が廃車となる見込みです。
2021年1月現在、19・20編成が廃車済みです。
編成表・竣工日
編成番号は18編成まで増備された先代1000形からの続番となり、「19番目」からカウントが始まっています。製造は全て川崎重工業です。
所属車両基地:名谷車両基地
運用路線:西神・山手線
編成名 | 基本編成 (←西神中央 | 三宮・新神戸→) |
竣工日 メーカー |
2400号車竣工日 | 廃車 | |
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2119F 廃車済 |
2119
– 2219
– 2319
– 2419
– 2519
– 2619
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1988.2.18 川崎重工 |
1989.11.5 | 2021.11 | |
2120F 廃車済 |
2120
– 2220
– 2320
– 2420
– 2520
– 2620
|
1988.3.01 川崎重工 |
1989.11.13 | 2021.1 | |
2121F 運用離脱 |
2121
– 2221
– 2321
– 2421
– 2521
– 2621
|
1988.3.11 川崎重工 |
1989.11.15 | ||
2122F |
2122
– 2222
– 2322
– 2422
– 2522
– 2622
|
1988.3.22 川崎重工 |
1989.11.5 |
関連リンク
参考リンク
「神戸市交通局」- 2000形車両
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/subway/syaryou/type/type2000.html
「海側山側」- 神戸市営地下鉄2000形
http://100nozomi.com/car/series2000
調査協力:神戸市