【熊本市交通局】1205号の原色復刻にクラファンを実施。開業100年記念で

【熊本市交通局】1205号の原色復刻にクラファンを実施。開業100年記念で
(写真は同系列の別車)

熊本市交通局は、市電1200形1205号車を昭和34年当時のカラーへ復刻させるクラウドファンディングを実施すると発表しました。

目標金額は600万円で、期間は2022年12月31日まで(90日間)となっています。

まだクラウドファンディングが始まって1日ですが、この記事を書いている時点で既に4.5%・27万円の資金が集まっているようです。

<クラウドファンディング応募はこちらから>

 

寄付金の使い道は?

出典:ふるさとチョイス(熊本市) 1)

1200形は1958年(昭和33年)に製造され、御年64歳を迎える電車です。

運転士と車掌が乗務していていたツーマン時代の塗装で、窓下にパープルブルー上部がクリーム色屋根色がライトグリーンというデザインになっていました。

今回のクラウドファンディングではこの塗装を復刻させ、集まった資金を塗装費用として活用する算段のようです。

【1205号の主な改修スケジュール(予定)】
窓枠改修:11月
屋根補修:12月
塗装:1月~2月
クーラー改修:1月~3月
室内灯・前照灯LED化:3月

んん~…原色復刻なのにLED化……

 

ちなみに、今回熊本市交通局が行うガバメントクラウドファンディングは、ふるさと納税と同じく寄附金控除の対象となります。

すなわち一定額以上の寄付は、ふるさと納税の返戻品を受けることが可能となります。

<クラウドファンディング応募はこちらから>

 

過去の事例

過去には、同じくクラウドファンディングで修繕費用を募った結果、予想以上の大成功を収めた阪堺モ161形のケースがあります。

この時は募集金額748万円だったのに対し、2倍近い額である1398万円もの資金が集まりました。

これには「日本最古の電車を生き永らせたい」という、ファンと事業者が共感できるバックストーリーがあったのも大きいところではないでしょうか。

今回の熊本市交通局はそうしたストーリーを共有出来るのか、そして成功に繋げることが出来るのか、注目です。

 

関連リンク

熊本市交通局、新型車両の仕様公示

【大成功】阪堺・モ161号のクラファン、目標額に悠々と到達

【阪堺】93歳の現役車両「モ161号」、クラウドファンディングを実施

 

参考文献

  1. ふるさとチョイス(熊本市) 「熊本市電開業100周年 時代と人と社会をつなぐ熊本市電を誕生当時のカラーで次世代に残したい!

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