Xmedia recodeでエンコードすると、何故か画面がカクカクするのがずっと解決せずに頭を抱えていました。
上の動画を見てもらうと思いますが、地味にカクついているのがわかるかと思います。
xmedia recode でエンコードするとカクついたりジャギったりするの何で…?
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) March 17, 2022
検索してみても「スペックが足りない」だの「ビットレートのせい」だの今一つ当てにならないものばかり…
そんな中、ようやくこの解答がわかりました。理由はシンプルなところにありました。
フレームレートです。
NTSCとPAL
そもそも「xmedia recode」はドイツが作ったソフトなのだそう。
この時点でピンときたんですが、ドイツを含む欧州はPALを採用している一方、日本ではNTSCという規格を採用しています。
PALではフレームレートが25fps(毎秒25コマ)になっており、NTSCでは29.97fps(毎秒29.97コマ)という規格になっています。
NTSC | PAL |
---|---|
アメリカの規格 | ドイツの規格 |
29.97fps(=30fps) | 25fps |
アメリカ・日本・カナダ・フランス・韓国・インド等で採用 | 欧州・中国・アフリカ・オーストラリアで採用 |
そう、xmedia recodeは、デフォルトの変換規格が25fpsになっていたのです。
つまり日本のNTSC規格で撮影した映像が29.97fpsなのに、25fpsでエンコードしたせいで5fps(5コマ)分が落ちる形となり、その分がカクカクしていたことが今回の原因でした。
動画をドロップ→「形式」のタブの1つ右の「映像」タブ→「ビットレート」を29.97fpsに
これで解決です
同じ問題で悩む動画クリエイターの皆さんの救いになるよう、ここへ記録しておきます。