AviUtlのかんたんMP4でエンコードすると、エラー表示は出ないもののわずか1秒でエンコードを終了してしまう、1秒の動画ができる場合。
ファイル自体は出てくるものの、再生しようとすると「再生できません」と出る場合のエラー対処法です。
原因①:画面サイズ
このケースのエラー原因は、「画面サイズ・画面解像度が奇数になっていること」にあります。
私も同じようなエラーにぶちあたってたんですが。この時の動画は横サイズが1125(奇数)になっていました。こいつが原因です。
これを、1ピクセル短い「1124(偶数)」にしてみました。
するとエンコードを開始!無事にファイルを出力できました。
YUV420
水平・垂直2×2ピクセルのうち、Cb信号を上2ピクセルから1ピクセル取り、Cr信号を下2ピクセルから1ピクセル取る方式。フレームごとにCbとCrの位置を反転させる。輝度信号は1ピクセルごとにとる。原理的に幅・高さは2の倍数でないといけない。デジタル放送ではこれが採用されている。出典:Wikipedia「YUV」
奇数ピクセルだとエラーが出るのは、どうもこのあたりが理由のようですね。
ちなみに何でこんな中途半端なサイズにしたのかというと、iPhone Xの画面サイズにあわせた為です。
スマホ向けショートムービーをAviutlで作られる際、私と同じようにここでひっかかる人が出てくるかもしれないので、備忘録用にここに記載しておきます。
出来た動画がこれ
日本と韓国の分野別企業比較 pic.twitter.com/v1ianGtrvi
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) February 21, 2021
原因②:メモリが足りない
メモリというPCの考える部分のリソースが足りない場合にも同じケースが起こります。
Google Chromeのタブや他のソフトなどが結構リソースを食っている場合があるので、それらを終了させてAviutlを再起動してみると、結構すんなりと動く場合があります。
もしくは、ファイル>環境設定>システムの設定から最大画像サイズの項目を小さくしてみましょう。
あまり大きすぎるとメモリを多く食い、エンコードに失敗して1秒の動画が出来ることがあります。
原因③:範囲指定がうまくいってない
詳しくはこちらから。どうもエンコード範囲の指定がうまくいっていない場合にも起こり得るようです。
範囲指定が有効でないと、このように真っ白になってしまいます
なので、カーソルを左まで持っていって右下の「←」ボタンを押すと治るようです