以前もお伝えしましたが、ポートライナーを運営する神戸新交通は、ポートアイランド南側に位置する「京コンピュータ前」駅を、明日6月19日から「計算科学センター」駅へと改名します。
これはスーパーコンピューターの「京」が既に同地から撤去され、よりアップデートされた「富岳」が設置されていることが理由です。
こういった「既に施設がないのに駅名はそのまま」という例は、JR九州の「スペースワールド駅」もあります。
しかし、10年単位で将来的に変更されることが予測出来たはずの今回の場合、少し珍しいケースです。
京はもういない…
京コンピュータ前駅は、2006年の神戸空港延伸時に「ポートアイランド南」駅として開業。
同地周辺へは事業仕分けで話題となったスーパーコンピューター「京」が設置されたことから、2011年7月に駅名が現在の「京コンピュータ前」へ変更されました。
ところが、2019年8月には肝心の「京」が運用終了。
「京」が既にないのに「京コンピュータ前駅」となっていたことから、昨年11月に駅名変更を検討していました。
今回の新駅名は汎用性が高い「計算科学センター(副駅名;神戸どうぶつ王国・「富岳」前)」となっており、今後どんなスパコンが同地にやってきても受け入れ体制が万全な駅名となっています。
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関連ツイート
ふん、「京コンピュータ前」というのかい?贅沢な名だねぇ
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) June 9, 2021
今からお前の名前は計算科学センターだ。いいかい、計算科学センターだよ。わかったら駅名看板を下ろすんだよ!!! pic.twitter.com/0NCYMdMBwk