京王電鉄は、2020年度の決算発表とあわせて今後の設備投資計画を発表しています。
大まかには以下の内容です。
車両面
・5000系(京王ライナー)車両の新造
・車両のリニューアル(8000系2編成)
・車両自動放送装置の多言語対応(8000系2編成)
・VVVFインバータ制御装置の更新(8000系2編成)
・照明の省エネルギー化(高畑不動駅など、9000系10両(9030系)10編成)
・車両における防犯・安全対策(8000系2編成に防犯カメラを設置)
9000系(10両編成とあるので30番台)は、ちょうど半数となる10編成がLED化されます。
8000系は、2編成のVVVF装置を更新すると明示されています。
設備面
・京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業の推進(25ヶ所の踏切を除却)
・ホームドア導入(下北沢駅1・2番線)
・踏切道における防犯・安全対策
・耐震補強・自然災害対策
・駅のリニューアル(エスカレーター・トイレなど)
・駅舎補助電源装置の増設
・駅でのご案内と保守業務におけるDXの推進
引き続き笹塚~仙川間の高架化事業を継続。また、下北沢駅へホームドアを設置するとのことです。
これまでの投資額
2017年度:293億円
2018年度:237億円
2019年度:297億円
2020年度:225億円
2021年度:240億円
他鉄道会社では年度によって設備投資額の波があることが多いですが、京王電鉄は一貫した設備投資額を維持しています。
関連リンク
参考文献
京王電鉄『2021年度の鉄道事業設備投資に総額240億円 』