京王電鉄は、2022年春に行われるダイヤ改正で、準特急を特急に統合して廃止すると発表しました。
これにより、これまで準特急の停車駅だった笹塚・千歳烏山・京王片倉・山田・狭間の5駅が特急停車駅へ昇格することになります。
「準特急」歴20年
印象的だった京王電鉄特有の準特急。
かつては近鉄(1960年のみ)や小田急(1953~)でもあったそうですが、小田急が1963年に特急へ統合したことで姿を消しました。
その後、2001年から再び準特急の名前が京王にて復活し、20年にわたって設定され続けてきました。その名称のように「急行よりも早く、特急より遅い」という位置づけの種別でした。
今回も小田急と同じく、特急と統合される形で準特急は姿を消すことになります。
尚、これまでの京王特急では
新宿→(途中通過駅4駅)→明大前→(通過11駅)→調布
と、あまり停車しない速達性の高い電車でしたが、今回の準特急・特急統合により、
新宿→(通過2駅)→笹塚→(通過1駅)→明大前→(通過5駅)→千歳烏山→(通過5駅)→調布
と小刻みに止まっていく電車となります。
その他ダイヤ改正の変更点
・平日の京王ライナーが、新たに明大前へ停車
・「Mt.TAKAO号」の通年運行化を実施
・相模原線の一部において見直し、調布での乗り換え待ち時間を改善
・井の頭線は変更なし
関連リンク
参考文献
京王電鉄「京王線 ダイヤ改正を実施します」