【鉄道】試運転の種類について

「試運転」というのは、その名の通り機器の調子を確認するための試験的な運転を指します。

列車が試運転する際には[試運転]の方向幕を出すことから、鉄道ファンの中では珍しい「ネタ列車」として認識されます。

一口に試運転と言っても、試運転にはさまざまな性格というか、種類があります。

 

①:定期検査明けの試運転

最も頻度が多いのがこれ。4年に1度の定期検査・8年に1度の重要部検査(どちらも車検のようなもの)を終えた後、各種チェックのために行います。

基本的には1度きりですが、何か問題が発生した際などはもう一度当該箇所を直してから、再度試運転を行うことも稀にあります。

 

②:新形式の試運転

全くの新しい新形式の場合、前後3日・4日などを使って試運転が行われることがあります。

例えば、神戸市営西神・山手線の新形式車両である6000形は、6月11日から13日にかけて同じ行程で試運転が行われています。

頻度としては新形式が登場した時のみなので滅多とありませんが、もしインターネットなどで試運転の目撃情報を見つけた場合、次の日に行くと試運転列車を撮影できる可能性が非常に高いです。

 

③:ハンドル訓練での試運転

同じ形式でも従来車両と全く異なるハンドル(運転台)であった場合、乗務員が新しい操作方法に慣れる為の試運転を行うことがあります。

御堂筋線の30000系10編成(31610F)は、従来の30000系車両で採用されていたツーハンドル式からワンハンドル式へと変更となったことから、3日間試運転が行われました。

また、相互直通先の別会社がある場合にも、車両を貸し出した上でハンドル訓練による試運転が行われます。御堂筋線の場合は北大阪急行へと貸し出されることがあります。