(執筆中、これよし下はメモ書き程度に自分用として残しておきます)
東京一極集中が続いています。
国の総力を全てその土地に集めないと世界と対峙出来ないというのは、万が一その土地に何かあった時には絶大なリスクを伴う事を意味します。これは災害だけでなく、例えば判断の誤りによる沈下など、人災などでも起こりえる話です。
特に大阪は一極集中によるダメージを、御堂筋線が開業した昭和8年(1933年)頃から80年に渡って受け続けてきました。
私も最初は他の要因による陰謀論だろうと思っていたのですが、プレジデントオンラインの記事を見て考えが変わりました。
一極集中は陰謀論ではない
一極集中が進む理由。これだと東京に本社を置かざるをえない
>保険商品をつくるごとに同じく千代田区の霞ヶ関にある同庁に出向き、商品の内容を担当者に説明し、チェックを受けることになります生保の「本社」所在地、日本は超一等地なのに、アメリカは遠隔地にある理由https://t.co/8XGVtCfJ8D
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) December 18, 2018
この記事内では、生命保険会社の本社所在地が日本とアメリカとで違い、また日本は何故東京に置くのか、それを書いたものです。
要は金融庁の決裁権限がある部分が東京都千代田区にしかないから、ということなのです。これでは否が応でも東京都千代田区周りに本社を置かざるを得なくなる。
これは言い換えると「官僚が全く道府県を向いていない」ということです。お前らが来いと言うばかりのもの。
東京一極集中については国会議員も努めた経験のある堺屋太一氏が長年批判されていますが、書籍には参考文献の明示がないので、私はその根拠となる法案について調べてみる事にしました。
NHKも偏向報道
とかく日本と言う国は”一極集中”がひどすぎます。政治も経済もこんなに偏っている国は、先進国はもとより、世界的にも珍しいでしょう。NHKもそうです。(略)例えば、大阪放送局にはおよそ千人の職員がいますが、大半が首都圏の出身者です。
そんな人々にとって、大阪勤務はまさに腰かけ。「大阪は嫌いだ」と公言し、「早く東京に帰りたい」と愚痴ばかりこぼしているプロデューサーや、関西人なら誰でも知っている有名芸人を「あれは誰ですか」と聞いてくる芸能担当のディレクターなど、困った面々のオンパレード。
出典:産經新聞 連載「寺谷一紀が東京を蹴ったワケ」夕刊 2006年8月5日 8面
「大阪はね、ゴミゴミした街だと決まっているんだよ。映像をかえなさい」
上司であるプロデューサーのIさんが、眼鏡の奥の鋭い目を光らせて言いました。私は、開いた口がふさがりませんでした。平成元年の出来事です。(略)
大阪で「花の万博」が開かれるということを紹介する企画で、総合テレビの全国ネットの番組です。
私は大阪の良さを全国にアピールする良い機会だと思い、大阪の美しい映像をふんだんに使いました。中之島から大阪ビジネスパーク、ベイエリアまで、それはまさに「水都大阪」をイメージした渾身の力作でした。
その映像に、NHKの中枢たる東京報道局の上司が、いきなりクレームをつけたのです。大阪のイメージに合わないから、通天閣や道頓堀といった、もっとわかりやすい映像にしろという、まるで情報操作まがいの命令です。(略)
とりわけテレビの影響力は絶大です。関西以外の人が大阪に抱くイメージは、一昔前の外国人が、日本をフジヤマ、ゲイシャの国だと勘違いしていた状況に似ています。あえてそういう「幻想」を作り上げているのです。(略)
大阪や関西の実力は相当のものです。その全体像を伝えず、ただ闇雲に東京を賛美する。そんな一部のテレビメディアこそが、日本の一極集中の元凶ではないでしょうか。
出典:産經新聞 連載「寺谷一紀が東京を蹴ったワケ」夕刊 2006年8月9日6面
転換点は昭和16年?
確かに御堂筋線が開業した昭和8年。大阪は偉大な関市長のもとで大繁栄を極めていました。
ルールは作る側が強いのです。ルールを作るのは政治であり、政治の中心は東京にある。
東京の土地の高さが消費を抑制している。贈与税や相続税が重く、世代間の資産移動が封じられている。
(執筆中、これより下はメモ書き程度に自分用として残しておきます)
調査ワード
・工場三法
・帝国国策遂行要領
東京一極集中に反対される方の中に、よくこの「工場三法」という話を引き合いに出される方も多いと思います。
関西には情報発信力がない
情報発信についての関西の理解はおかしい。関西の人間は情報発信というと、情報のネタを提示することだと理解しているようだが、そうではない。情報の発信源は何処でもいい。情報を流す媒体の問題であり、関西は情報のネタは多いが、全国的媒体が無いため、情報発信力が無いか低い。
— 千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 (@Chisaka_Kyoji) May 14, 2015
その典型が「大いなる田舎」と揶揄的形容される名古屋だ。大阪や京阪神は、古都であったり様々な話題には事欠くことはないため、情報発信力のある東京からの取材もあるが(特に京都)、名古屋にはそれが無い。だから名古屋は大都市なのに、他地域の者にはよく分からない。@Chisaka_Kyoji
— 千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 (@Chisaka_Kyoji) May 14, 2015
それに関連して大阪に対するネガティヴ・キャンペーンが、報道からドラマと様々に東京から張り巡らされた。「がめつい」「ガラが悪い」から「痰壷」までがそれたが、これは、今も「大阪のおばちゃん」という一見、肯定性を装ったオリエンタリズムとして持続している。@Chisaka_Kyoji
— 千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 (@Chisaka_Kyoji) May 14, 2015
参考文献
失礼します。
堺屋氏が実際通産省時代に中央主導で地方の権限を奪ってきた事を言われていますね。国会参考人でも証言されてますhttps://t.co/VksgSdXWzK— オスカル (@kazuyo8m) December 19, 2018
「敵は大阪なり!」「すべて国策なんです。」元経済企画庁長官 堺屋太一
「昔は繊維産業は全部大阪にあったんです。私が入省した1960年代に、大阪の繊維産業を東京に連れてくることが大目標で、日米繊維交渉のときに、当時の繊維局長が「敵は米国にあらず。大阪なり」
続— じんじん (@chimirohinji) February 18, 2019
“自由な商業都市として発展してきた大阪には、首都や副首都といった格は必要ないのかもしれない。”
許認可権の東京一極集中、東京に圧倒的に有利な制度の数々。
全然大阪は自由じゃないだろう!
ご都合な物言いに腹がたつ。https://t.co/0oKWzqyUf6
— ペンギン (@GreenLeavesT) August 8, 2019
大阪の欠点をあげつらった前島の江戸遷都論にも実は大阪を評価する内容が少しだけ出てくる。「幕府のない江戸は都でなければ廃れるが、大阪は都でなくても廃れない」――。自由な商業都市として発展してきた大阪には、首都や副首都といった格は必要ないのかもしれない。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48326750X00C19A8AA1P00/
関連リンク
「第154回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号 平成十四年五月十五日(水曜日」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/154/0021/15405150021003c.html
http://www.geocities.jp/baseball_wind21/toshi2.html
http://www.eonet.ne.jp/~0035/memo3.htm
産經新聞 連載「寺谷一紀が東京を蹴ったワケ」夕刊 2006年8月5日 8面、12日8面、19日6面
今週の鉄道イベント情報
9月16日(祝) | |
---|---|
9月17日(火) | |
9月18日(水) | |
9月19日(木) | |
9月20日(金) |