2022年12月16日、横浜市は市議会の一つである水道・交通委員会を開催しました。この議題の中で、横浜市営地下鉄についてのダイヤ改正内容が判明したことが、横浜市の草間剛議員から明らかにされています。
改正日は2023年3月、相鉄・東急直通線の開業日にあわせるとのことです。
改正内容
◆[ブルーライン]データイム10分間隔化
最も大きな内容は、ブルーラインのデータイム10分間隔化でしょうか。
平日ダイヤの11~14時、および土日ダイヤの11~15時において、普通列車の運転間隔を現行の7分半→10分間隔へと広げるようです。
都市鉄道・地下鉄での10分間隔化はちょっと痛いですね…。
◆「グリーンライン]データイム10分間隔化
グリーンラインでも減便を実施。
平日ダイヤの10~15時、および土日ダイヤの11~15時において、普通列車の運転間隔を現行の7分半→10分間隔へと広げるようです。
◆[ブルーライン]急カーブでの徐行
ブルーライン関内~伊勢佐木長者町間では、R=125の急カーブが敷かれています。
この区間において現行の37km/hから27km/hまで10km/hの速度ダウンを設定することで、安全性の確保、およびレール・枕木の負担を減らし、コスト削減に寄与するとのことです。
草間議員によると、年間で4000万円程度の削減効果があるとされています。
◆[ブルーライン]駅停車時間の修正
従来では駅停車時間は原則20秒でしたが、定時運行確保や乗降時間にゆとりをもたせるため、これを25秒以上に変更します。
普通電車において、全線で所要時間が1分伸びるとのことです。
◆その他減便
・平日朝ラッシュ時において、現行の4分30秒間隔から4分40秒間隔へ拡大
・平日夜間帯において、横浜21時台発の湘南台行き・あざみ野行き列車を1本づつ削減、22時台の湘南台行きについても1本削減するとのことです。
利用者が減少
これらの大鉈が振られた背景には、横浜市営地下鉄の利用者が減少していることが挙げられます.
冒頭の資料によると、ブルーラインの利用者は2019年と2021年度の比較で▲19.3%、グリーンラインで▲21.3%となっています。
これらの影響で電力の節電などの経費削減に取り組むことを余儀なくされており、資料内でその成果について記載があります。
詳細なダイヤについては、2023年2月下旬頃に公開予定です。
関連リンク
参考文献
横浜市会水道・交通委員会資料「市営地下鉄のダイヤ改正について 」、2022年12月16日