日本と最も近い国、韓国。あちらの国でも個性豊かな車両達がたくさん走っています。
コロナウイルスも収束しつつある今こそ、海外鉄のチャンス!
今回は「お芋の鉄道模型ちゃんねる。」さんにご協力頂き、首都であるソウル近郊の電車を写真付きでご紹介します。
(写真は全て「お芋の鉄道模型ちゃんねる。」さんから)
1号線
まずは「ペムヌンイ(蛇の目)」と呼ばれる電車から。形式は311000系と日本では見られないインフレナンバーです。
日本ではトングリ(동글이)と呼称されますが、これは韓国語で「まるっこい」という意味だそう。
こちらは現地の方に「サムヌンイ(三の目)」と呼ばれているモデル。
後述しますが、2005年に登場したこの電車はトングリの中でも新しい方の車両なので、日本では「新トングリ」と呼ばれます。
窓やライト、配色に至るまでまるっこくてかわいい電車ですね。
ラッピング車両も運行されています。
続いてこちらが「トングリ」の始祖となった車両。2002年から登場しました。
系列的には同じ311000系で、第2世代(2次車)扱いになるのだそうです。
311000系(3次車)と311000系(2次車)との離合
側面は1枚窓で、ビード入のステンレス車両のようです。
そして、トングリの始祖でもある311000系(1次車)。登場時は5000系と呼ばれましたが、2011年に311000系へ改番されています。
驚くことに205系車両がベースとなって作られているそうです。確かに言われてみれば似てるかも…
ちなみに、韓国では高速鉄道も一般の鉄道と同じ道床を走るので、311000系と高速鉄道(KTX山川)がすれ違う場面も見られるようです。
2019年から導入されている、現在最新鋭の311000系5次車。あだ名は「チュドゥンイ(くちばしの意)」
丸っこい要素はライトを除いてなくなり、どちらかというと鋭角的なスタイルになっています。
また前面にあった非常用扉も撤去されていますが、地下鉄でこれは大丈夫なんでしょうか…。地下に入らない区間限定運用とかなんですかね
その他
3号線
続いて3号線。道路と並走したり10両編成で走行するのは北大阪急行のようですね。
顔がオレンジになっているのは韓国鉄道公社の3000系電車。乗り入れ先の車両のようです。
こちらはソウル交通公社の3000系電車。
ソウルメトロ3000系。最近製造されたダウォンシス製の車両です。
4号線
最後は4号線。自社保有車両の4000系です。
こちらは乗り入れ先の韓国鉄道公社所有341000系。
元々2000系というナンバリングでしたが、2011年頃から改番がはじまって現在は全て341000系となっています。ものすごいインフレナンバー…
同じく341000系ですが、トングリ形状となった2次車。
こちらも同じく341000系ですが、最新形状の5次車だそうです。
余談ですが、韓国の地下鉄はほぼ全ての駅(9割5分ぐらい?)にフルスクリーンタイプのホームドアが装備されており、駅での撮影は面倒なのだそうです。これは撮影地探しに難儀しそうですね…
(撮影:全て「お芋の鉄道模型ちゃんねる。」さんより)