京都市営地下鉄烏丸線の20系(仮称)。先日、陸送搬入されたことをお伝えしましたね。
プレス画像よりも端正な顔立ちになって登場した同車は、ネットの鉄道ファンから比較的好意的な反響で迎えられました。
そんな烏丸線新車ですが、先代の10系と同じ運用を将来的に担うとすると、近鉄線内へ直通することになります。
すなわち、近鉄線内において久しぶりの通勤型電車が走るということにもなるわけです。
いったい何年ぶりの新車になるのか?様々な方向から検証してみました。
(検証協力:れいろく様)
京都線では…
まずはメインの直通先となる京都線。普通列車は新田辺まで、急行列車は大和西大寺まで運行されます。
この区間で運行されている最も新しい通勤型電車は、9820系のEH30編成でしょうか(写真は同型のEH24編成)
同車は2008年竣工ですから、京都線においては13年ぶりの新車ということになります。
奈良線は…
続いて奈良線。大和西大寺~奈良間と少しだけですが、烏丸線車両は奈良線も走行します。
この区間で最も新しい通勤型電車は、阪神1000系の1213F(2011年6月竣工)です。
すなわち、奈良線区間では10年ぶりの新車ということになります。
近鉄車に限ると、京都線と同様に9820系のEH30編成になりますから、こちらも13年ぶりということになります。
余談ながら烏丸線も
近鉄ではありませんが、烏丸線でも見てみましょう。
京都市営車両は10系のラストナンバーが、近鉄車では直通する3220系が当てはまりますが、竣工日を見るとKL21編成が最も新しいようです。
・1120F…1997年製
・3221F(KL21)…2000年製
つまり、烏丸線においては21年ぶりの新車ということになります。
総評
近鉄といえば、特急電車には次から次へと新型が入るものの、通勤電車は放置されているという印象がありますが、ご覧のように意外と新車がコンスタントに投入されているようです。
ただ全体的な数で見るとその割合は少なく、経年40年を超える車両も多く見られることから、少数投入で全ての置き換えには至っていないというのが真相のようです。
「烏丸線の新しい電車が、実質的に近鉄を走る通勤電車で阪神1000系以来の新車」とか色々言われててなんか…w
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) July 26, 2021
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