皆さん、GIGAZINEってご存知でしょうか?
GIGAZINEは2000年に設立されたネットニュースサイトで、テクノロジーやサイエンス、グルメに至るまで幅広いジャンルを取り扱うサイトです。
そんなGIGAZINEはなんと大阪発の企業。旧本社が大阪市西淀川区にあるのですが、なんと向かいにある倉庫が見知らぬショベルカーで勝手に解体されているという事件がありました。
事の顛末はここに書かれているのでこちらを見て頂くとして、今回はその現場を見てきました。
【追記】2021年3月11日に訴訟の判決が出た模様ですが、Togetterを見ている限りはGIGAZINE側が敗訴したとされており、公式側からはまだ説明がありません。
事件記録符号は「令和元年(ワ)8679」か「令和元年(ワ)7495」のようです。
また、控訴審でもGIGAZINE側の敗訴となったようで、9月から解体工事(強制執行)が始まりました。
24時間監視中
現場は一方通行の小さな道路前。阪神千船駅から500m程度の距離にあります。
この木造の崩れかかっている建物が、GIGAZINEの倉庫です。
崩れかかっているというかショベルカーに故意に崩されたというのが正しい表現ですね。
木造の家屋が既に半分削られ、更にゴミまで放置されているひどい有様。
張り紙のようなものが見えますが、土地の権利書が掲示されています。
崩落がひどいのか、ブルーシートが被せられています。
旧本社からは現在カメラで24時間監視中。しかもYoutubeに常時配信しているという徹底ぶり。
こちらで視聴が可能です。
ちなみに冒頭で書いた「何故警察が捕まえないのか」ですが、GIGAZINEの当該ページにはこのように記載があります。
問題となっているのは「その家屋は誰のものなのか」という部分で、そこを争点にすると「刑事事件」ではなく「民事」になってしまい、警察では手出しできなくなってしまいます(中略)
借地権や地上権のあるなしだけだと刑事責任を問えず、民事裁判のみになってしまうのですが、現象面だけを見ることによって「建造物損壊」だけに絞ることは実は可能だ、ということです。
出典:https://gigazine.net/news/20190329-gigazine-destruction/
現場マップ