東京都交通局は、都営三田線(みたせん)22年ぶりの新型車両である6500形を2022年度から導入すると発表しました。三田線では3代目の車両かつ、初めての8両編成となるようです。
現在近畿車輛で製造中と目撃情報が上がっており、プレスでは11月に01編成が搬入されるという記載があることから、まもなく徳庵~東京方面への輸送列車が走るものと思われます。
外観デザインはカクカクとした、山手線E235系のようなスタイルですね。
東京都交通局では、三田線で平成12年以来22年ぶりの新車となる、新型車両「6500形」を導入します。従来の6300形車両は6両編成でしたが、今回導入する6500形車両は三田線初の8両編成となるため、輸送力が増強し、お客様の利便性が向上します。
6500形車両は、令和2年11月に1編成が搬入されて試験調整等を行った後、令和4年度から営業投入し、6300形車両を順次置き換えていく予定です。
出典:東京都交通局「都営三田線 8両編成の新型車両「6500形」を導入します」
車内の様子
出典:東京都交通局「都営三田線 8両編成の新型車両「6500形」を導入します」
車内にはWi-fi設備も搭載し、車内照明にはLEDを採用。透明なガラスの大型袖仕切りなど、地下鉄用車両としてはオーソドックスなスタイル。それを青色基調のカラーリングでまとめています。
また趣味者的に興味深いのは、車輪周りをチェックする為の「点検蓋」が取り付けられていることです。昨今の車両では点検蓋は省略されがちなのですが…笑
どことなく京阪3000系を彷彿させるデザインですね。
6300形は当面安泰
現在の都営三田線は、2代目の6300形が運行中。
全37編成すべてが三田線で運行されていますが、今回発表されたリリースではこのうち13編成の置き換えを示唆しています。
全廃とはなりませんが、6300形も経年30年程度で置換えられていくようですね。
東京圏の地下鉄は、現在世代交代の波が押し寄せています。
東京メトロ半蔵門線や副都心線・有楽町線では後継の18000系・17000系の導入が発表されていますし、同じ都営地下鉄でも浅草線が新しい5500形へ切り替わりつつあります。