今から39年前の1981年(昭和56年)2月2日。この日は神戸新交通（ポートライナー）が開業、併せて8000型がデビューした日です。
ポートライナーは日本初のAGT路線です。開業当時は新交通システムと呼ばれていましたが、現在はAGTと呼ばれることが多くなっています。
ちなみに、大阪のニュートラムはこの1ヶ月後（3/16）に開業、「日本初」の栄誉は得られませんでした。
神戸を28年駆け抜けた
コンセプトとしては、「地下鉄・普通鉄道では輸送力過多」であり、さりとて「路面電車やバスでは少なすぎる」需要に対応したシステムです。
当初からコンピューターシステムによる自動化が意図され、無人運転を前提とした設計となっています。
ポートライナーの8000型は世界で初めての自動運転システムを用いた営業運転車両となり、6両編成x12本が導入されました。
車体はアルミニウム合金にクリーム色の塗装という、当時としては塩害に極力配慮した設計となっており、同時期に開業したニュートラム100系車両が先に引退したことを考えると合理的な設計であったといえます。
華々しいデビューとなったポートライナー。
神戸新交通の車庫公開で並べられたパネルを見ていると、皇太子殿下、皇太子妃殿下も実際にご乗車になられたようです。
なお、8000型車両は2008年から2000型投入に伴う廃車がスタート、2009年には完全営業終了となりました。
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