これは素晴らしい。
全国的にも珍しい個人所有の蒸気機関車(SL)が、大阪市の運送会社に譲渡される。「デゴイチ」の愛称で親しまれた「D51」
(中略)
SLは現役引退後の73年11月、国鉄の展示会で見た愛知県あま市の会社員山田泰平さん(2005年に82歳で死去)が「長年、国民生活に寄与した功績をたたえ、雄姿を後世に残したい」と425万円で購入した。同市に専用車庫を建設し保管。山田さんが亡くなった後は長女(54)が管理を引き継ぎ、昨年3月には鉄道ファンを招いて初公開した。
(中略)
ファンらの協力を受け、手入れが行き届いているという827号機の譲渡先は、鉄道車両の輸送も手がける大阪市住之江区の「アチハ」。担当者は「動力を石炭から(軽油で動く)コンプレッサーの圧縮空気で走るクリーンな仕様に変更して復活させる」という。長女は「SLをもう一度走らせ、子供たちに見せたいという父の夢がかなう。天国で喜んでくれると思う」と話している。
出典:http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170128-OYTNT50153.html?from=tw
いやはや、本当にこれは素晴らしい。
ディーゼルで動く仕様に改造し、アチハさんのトレーラーで全国へ貸出輸送するという、まさに鉄道輸送を手掛けるアチハさんにしか出来ないことですね。
アチハ株式会社の輸送実績まとめ
大阪市営地下鉄周辺において、しばしば牽引を担当していたのが、このアチハ株式会社さんでした。
メインは阪急電鉄のようで、他に北大阪急行やニュートラムの陸送を担当しておられます。
撮影:もぐら様
他にも交通科学博物館の0系を京都まで輸送したのも、このアチハさんです。
社名の由来
その特徴的な社名の由来は、創業者である阿知波 勝四郎氏が作り上げた「阿知波組」から来ているようです。
参考:アチハ株式会社 社史