以前もちらっとお伝えしましたが、京都市営地下鉄烏丸線では2022年11月頃から新しいLCDタイプの発車標が稼働を開始しています。
発車標のためだけに京都へ行くのもコストがかかるなぁ…と思って見送ってたんですが、正月に平安神宮へお参りにいく機会があったことからついでに見てきました。
20系が…!
設置されたのは九条駅。後に京都駅へも設置され、現在は2駅にて稼働中です。
これまで使用されてきた3色LEDタイプ。こちらも株式会社新陽社製で、2代続けての採用となります。
先代と同じく接近表示も搭載。
全体的にフォントが大きくなって見やすくなりました。4ヶ国語にも対応しています。
列車接近表示に用いられる電車のアイコンはなんと烏丸線の20系。
京都市交通局の自社車両への愛を感じます。
列車発車時の表示はこんな感じです。
先に導入された東西線のタイプ。烏丸線では天地方向に余裕があるからか、ディスプレイもやや大型です。
また、今回から新しく改札口にも発車標が設置されています。
先に更新された東西線のものと似たタイプですね。こちらはフォントが新ゴになっている他、微妙に仕様の違いが見られます。
駅から入ってくる際にわかりやすくなりました。
仕様など
続いて、細かい仕様を見ていきましょう。
今回の発車標は先代と同じく株式会社新陽社製。2022年8月に製造されています。
このLCDディスプレイですが、あまりにシャッター速度が早すぎるとリフレッシュレートに追いつかないのか、真っ暗にブラックアウトしてしまうのがちょっと難点。
1/400でも切れるケースがありました…。
導入スケジュール
新型発車標の導入は、2022年11月に九条駅からスタート。2024年3月までに全ての駅に設置予定です。
・2022年度:7駅
(九条駅、烏丸御池駅、四条駅、五条駅、京都駅、十条駅、くいな橋駅)・2023年度:8駅
(国際会館駅、松ヶ崎駅、北山駅、北大路駅、鞍馬口駅、今出川駅、丸太町駅、竹田駅<改札は除く>)
関連リンク
参考文献
株式会社新陽社「京都市交通局様」
京都市交通局「地下鉄烏丸線ホームの列車案内表示器の更新及び改札階への新設について」