京都市交通局より、現在導入を進めている新型車両「20系」について、2本目となる02編成(2832F)を6月21日の15時17分発(竹田駅基準)からデビューさせるとの発表がありました。
これまでの01編成と比較して外観的な違いはなさそうですが、内装面については一部変更があるようです。
運行ダイヤは?
運行初日における、20系02編成の運行ダイヤは以下の通りです。
デビュー日(2022年6月21日)のダイヤ
竹田15:17→京都15:24→烏丸御池15:30→国際会館15:43
国際会館15:50→烏丸御池16:04→京都16:08→竹田16:18
竹田16:26→京都16:33→烏丸御池16:39→国際会館16:52
国際会館16:59→烏丸御池17:13→京都17:20→竹田17:27
竹田17:41→京都17:48→烏丸御池17:54→国際会館18:07
国際会館18:14→烏丸御池18:28→京都18:35→竹田18:42入庫
竹田~国際会館間を3往復するようですね。
尚、23日~30日までのダイヤについても公開されています。こちらから御覧下さい。
内装の変更
01編成では「西陣織」・「京友禅」を用いた内装となっていましたが、今回の02編成では「京仏具」「京焼・清水焼」を取り付けます。
京仏具の飾り付け(2132号車)
京仏具の特徴は,長い伝統により磨かれた品質と技術です。多くの工程は手作業で分業して行われ、専門の職人が伝統技術と経験をいかした製作を続けています。これらの特徴をいかし,京都市に所在する国宝の指定を受けた仏像を題材にレリーフ(浮彫り)をアート作品として親しみやすいデザインで製作し,説明パネルと合わせて展示します。
京焼・清水焼の飾り付け(2832号車)
京焼・清水焼の特徴は,様々な技法で多種類の焼き物を焼いていることです。この特徴をいかしながら,長い歴史を持つ京焼・清水焼の新たな試みとして,必要な時にレンタルできる安価な定額制サービスの新ブランドを紹介するとともに,新ブランドの特徴である,商品サイズを規格化しつつ多種多様な色彩と陶磁器表面に描く絵により表現されたバリエーション豊かな皿を説明パネルと合わせて展示します。
出典:京都市交通局 1)
財政難報道からか、公式Webサイト内では「素材については無償で御提供されている」ことをアピールしていますが、こういう伝統芸能品に対してはちゃんと対価を支払ってこそ維持されるのでは…?と思えてしまいますね。
車番銘板の変更
出典:京都市交通局 1)また、今回の02編成からは車番に用いられる銘板についても、ひし形から左右方向に動きをもたせたデザインへ変更しました。
これは機敏に走る地下鉄をイメージしたとのことです。
代替車両について
過去の入札情報から、今回の02編成導入で代替された車両は10系の07編成であることが判明しています。
既に廃車の陸送を終えており、4月に全6両の搬出が完了しました。
続く廃車車両は02編成と公示されており、20系03編成もこれが終わった後にやってくるものとみられます。
財政難なのに何故?
京都市は財政難であることが報道されていますが、何故このタイミングで新型車両を導入するのでしょうか。
これは端的に言うと「このまま10系を使い続けると重大事故が起こるリスクがあり、地下鉄が機能しなくなる」恐れがあることが理由です。
詳しくはこちらのリンクから御覧下さい
関連リンク
参考文献
情報提供:キティ川さん様、Kurama2519-T様