京都市交通局は、烏丸線で現在供用している10系06編成を廃車にすると公示しました。烏丸線開業以来運用を担ってきた10系ですが、初の廃車となります。
また搬出日も明確に定められており、2021年7月8日~21日としています。
恐らく運用終了はこの1~2ヶ月前でしょうから、10系06編成が運用離脱を開始するのは2021年5~6月頃とみられます。
詳しい内容
今回の廃車は「廃車処理業務事業者の入札ページ」で明らかになりました。
予定価格は1501万円で、場所は竹田車両基地からの搬出となります。入札ですので、最も安く契約金を提示した事業者が対象となります。
1 業務範囲
地下鉄烏丸線車両廃車処理業務(第06編成) 6両① 廃車処理業務
② ①にかかる消費税及び地方消費税相当額
③ 土地の賃貸借(非課税)
税抜額(①+③)
税込額(①+②+③)2 工程
本業務の工程については,下表のとおりとする。ただし,甲の都合により変更する場合がある。また,作業時間は,原則として平日の9時30分から17時の間とする。搬出日(搬出準備等含む) 令和3年7月8日~21日
石綿除去及び産廃処理 搬出完了後~令和3年12月27日まで出典:京都市交通局高速鉄道部高速車両課「地下鉄烏丸線車両廃車処理業務仕様書」令和2年度
開札日は22日9時以降。果たしてどの事業者が落札することになるのでしょうか。
10系
10系は1981年の烏丸線開業時、京都市営地下鉄初の車両としてデビュー。今回廃車となった06編成を含む9編成が落成しました。
また開業当初は4両編成で、1988年の竹田延伸時に中間2両(1300・1600形)が追加製造、6両編成となりました。
以前お伝えしたように代替の新型車両は2021年度中に1本が落成する予定ですが、今回06編成が廃車となる2021年7月前後に姿を見せるのでしょうか。
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