【秘境駅探訪】千葉県の秘境駅『久我原駅』

【秘境駅探訪】千葉県の秘境駅『久我原駅』
撮影者:Hasec CC0 1.0による提供

 

千葉県は東京の隣で首都圏と言われる地域、鉄道網も整備されており、交通の便も良いところです。

そんな千葉県で、秘境駅と言われるような場所が存在します。秘境と言われるような地方まで、足を延ばすことは難しくても、千葉であれば東京からもアクセスしやすいのでお勧めです。

 

駅は千葉県夷隅郡大多喜町久我原にある、いすみ鉄道の駅です。

駅への入り口は木製の案内板に、「久我原駅」と書かれているだけです。駅前には民家が数件と、観光バスが停まっている会社があるだけ、コンビニもスーパーも何もありません。大通りまで出てもラーメン屋があるだけで、暫く歩けばコンビニと道の駅があるといった環境です。とてものどかな田園風景が広がっており、ここが千葉県かと疑いたくなります。

 

久我原駅は無人駅で単式ホーム、1面1線です。電車の本数も基本は1時間に1本ですが、2時間に1本の時間帯もあります。駅の利用客も1日数人のみで、電車に乗っている人は居ても、乗降客はめったにいません。駅前の風景を見ていれば、利用客が少ない理由も想像できます。

廃墟感や哀愁が漂っているその雰囲気は、一度は体験する価値があります。駅好きの愛好家の方は、写真に収めようと車で駅まで向かう方が大半で、電車の時刻に合わせて撮影を楽しんでいます。電車、ホーム、待合室のそれぞれのパーツが、とてもいい雰囲気を醸し出しています。何の音もない静寂は、レールに伝わるジョイント音で打ち破られ、駅に電車が滑り込んできます。そして再び電車が走り始め、その姿がなくなると静寂が戻ってきます。この動静のメリハリも、その場に行ってみなければ体感できません。

 

鉄道関係の興味は人それぞれですが、多くの人が出会いと別れを繰り返す雑踏の雰囲気も駅らしいと言えます。そして秘境と言われる場所にある駅も、その存在は見る者を魅了して止まないのです。

 

 

Writer:宗方 湊



今週の鉄道イベント情報(Tetsudo.comより)

12日(日)
13日(月)
  • ↑↓
14日(火)

秘境駅探訪カテゴリの最新記事