以前お伝えしましたが、京都市交通局は、10系(1107F?)廃車処理業務の入札を公示、12月13日に落札者が決定しました。
落札したのは、東大阪市に本社を置く三洋商事株式会社なのですが、なんと1円で落札されています。
入札参加者名 | 入札額 | 備考 |
---|---|---|
三洋商事株式会社 | 1円 | 落札 |
株式会社オグラ | 4,800,000円 |
ちなみに、京都市側の予想していた落札予定金額は1,056万円でした
何故1円?
撮影:もぐら様
もちろん入札額が1円では利益は出ず、かかる費用のほぼ全てを事業者側が受け持つことになり、当然ながら赤字になります。
一般的にこの採算度外視の入札が行われる背景には、実績作りがあります。
すなわち、まずはお試し価格でやらせてもらって実績・信用を作って次回の契約に繋げる、いわば広告・PR代なのです。
ただ、今回の三洋商事の1円落札が本当にその狙いなのかはわかりませんし、前回の10系06編成の廃車落札に関してはそれなりの価格である258万円で落札しています。
実は、現在導入中の新型車両「20系」の新車デザインも1円で落札されており、京都市交通局関係の入札は何かと1円入札をよく見る案件となっています。
撮影:もぐら様
「1円落札」の廃車輸送は、2022年4月4日~15日の間に行われる予定です。
前回は山広運輸・三洋商事のタッグでしたが、今回も同じなのでしょうか。
関連リンク
参考文献
京都市『入札執行結果詳細物品>』
情報提供:もぐら様