「#鉄道Web史」の編纂を始めます

以前書いた「「鉄道ファンのWeb文化」アーカイブのメモ。」において、皆さんより寄せられた情報を基に、影響を与えた鉄道Webサイト史を作っています。

鉄道ファンのWeb文化というのも、鉄道文化、またWeb文化にとって立派な歴史の一つと思うのです

長らく「何かの形でまとめよう」と思っていたのですが、その為にも、まずはどういうサイトがあるのか…という情報を知るべく、こちらの記事で皆さんに教えて頂きました

「鉄道ファンのWeb文化」アーカイブのメモ。

皆さんより伺ったサイトさんをまとめ、これを基に編纂していっています。

 

–以下、本コンテンツ–

 

 

【大阪市交通局】

 

大阪市交通局わーるど

無題

まだISDN回線が主流であった、1997年4月11日にサイトを開設。管理者名は「tochio」

「大阪市交通局「知っててどないすんねん」クイズ」に代表される豊富なコンテンツが魅力で、今見ると画像があまり多用できなかった、当時の低速度回線向けならではのWebサイト作りをなされていました。

2014年11月6日に突如閉鎖。参考:http://osaka-subway.com/post-1434/

 

SAS

2001年に地下鉄自動アナウンスを多数収録した「SAS」が運営開始。管理者名は「M.K.100系」現在も運営継続中。

 

未確認鉄道研究室

大阪市営地下鉄・北大阪急行・阪急系のサイト。御堂筋線掲示板がコミュニティの場として機能していた。現在も継続運営中。

 

なにわの地下鉄

2004年には、ブロードバンド普及に伴って多数の地下鉄コンテンツを収録した、「なにわの地下鉄」が運営開始。管理者名は「第三軌条」

当サイトも「なにわの地下鉄」の影響を受けて開設。「SAS」「なにわの地下鉄」共々、現在まで運営継続中。

 

【名古屋市交通局】

まるはち交通センター

2001年に「まるはち交通センター」が運営開始。途中で管理人が代替わりしたものの、現在まで運営継続中。

 

名古屋市営地下鉄サウンドコレクション

2005年9月27日開設。管理者名は「まっち」。2007年3月19日をもっと更新停止中。

URL:http://tabi.michikusa.jp/sound/

 

 

【阪神電鉄】

まにあっく・阪神

珍しく公式サイトが大きな影響をもっていた。毎年4月1日にはエイプリルフールネタとして「はにわっく阪神」を公開。2010年3月に突如閉鎖。理由は語られず。

かつて、阪神電鉄の現役職員やOB等で組織する「阪神電車鉄道同好会」が製作していた、阪神電鉄に関する濃い内容のWebサイトの名。

『まにあっく・阪神』<http://www.wdic.org/w/RAIL/まにあっく・阪神> – 通信用語(等の基礎知識,2017年5月12日閲覧

 

近畿日本鉄道

近畿日本鉄道博物館

出典:https://web.archive.org/web/20110309010256/http://www.k-m.jp/

 

近鉄系サイトの代表格。当時乱立していた近鉄系サイトのリンクページからは、相互・片道に関わらず、必ずリンクが掲載されていたように思います。

毎日更新されるニュース記事や、多数の閲覧者が行き来する掲示板など、非常に活気のあったサイトで、影響を受けられた方も多いのではないでしょうか。

 

1996年11月23日、「近畿日本鉄道博物館」がオープン。URLは「http://www.kintetsu-museum.com/」

2005年1月31日にドメイン変更。新しいドメインは「http://www.k-m.jp/」

2011年4月25日より再び新ドメインへ移行。「http://www.kmex.jp/」

2011年11月23日、閉鎖。

KMEX.JPでは、本日11月23日をもって最新ニュースの更新を終了し、あわせて一部のコンテンツをのぞき、当サイトの公開を来月10日ごろを目途に終了いたします。 当サイトは、「近畿日本鉄道博物館」として1996年11月(当初は別称)に開設いたしました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/68873989/comment/tukanana

 

てんきょくどっとこむ。

 

Hola!! Minami-Osaka Line」として2002年頃?開設。URLは「http://k-hmol.s14.xrea.com/」

2010年9月20日頃を最後に更新が停止。2014年頃まではドメインを維持していたものの、その後ドメイン更新を行わずに自然消滅する形で閉鎖。(tenkyoku.com)

 

京阪電気鉄道

Keihan-o2.com

出典:http://web.archive.org/web/20080726150049/keihan-o2.com

 

京阪電鉄のうち、京津線・石山坂本線を取り上げた公式サイト。2004年6月1日に開設。

 

出典:http://www.keihan-o2.com/

 

平成28年3月31日をもって閉鎖されたようです。現在は京阪電鉄と一元化されています。

 

 

閉鎖直前にはこういうデザインへと変わっていました。

 

阪急電鉄

Hankyu Net

出典:インターネットアーカイブ

 

2004年~2009年頃までの阪急系サイトの代表格。2004年以前に開設されたようですが、詳細は不明。URLは「hankyu-net.com」、管理者名は「いっつあん」

9000系列をはじめとする豊富なデータベースもさることながら、鉄道サイトらしくないスタイリッシュなデザインが実に先進的でした。当サイトも多大な影響を受けており、デザイン面への配慮はこのサイトさんがあってこそだったように思います。

残念ながら、2009年1月30日付で更新休止、そのままフェードアウト‥という形を取られています。

当時のリリースでは、このように説明がなされていました。

ただいま、当サイトでは、管理者の多忙等の事情により更新を休止させていただいております
最新情報が掲載できなかったり、古い情報を掲載したままになることが考えられるため、結果としてみなさまに
ご迷惑をおかけすることとなるかと思います。どうぞご了承ください。
なお、更新再開は現段階では未定となっておりますので、重ねてご了承のほどお願い申し上げます

当時、インターネット上にて大河阪急氏からかなりの嫌がらせを受けていたように思います。こう説明されてはいますが、相当参ったのではないかなぁと察するところです。

また、ドメインはムームードメインにて取得されていたようです。

ドメイン移管当時(2004年頃)のサイト。こちらもまたクールなデザイン。

 

BVE

柏鉄道フォーラム

2002年4月1日開設。現在も継続更新中。BVEの素材サイト。

 

 

音鉄

hatsumelo.com

1998年から運営開始。当時の名前は「hatsumelo♪.com」 管理者名は「北1010番街」

2005~7年頃の個人鉄道Webサイト隆盛時代には超有名な鉄道サイトとして、当時たくさんあった鉄道サイトさんのリンク集に、必ずといっていいほど掲載されていた有名サイト。

Youtubeがまだなかった当時、鉄道系の自動アナウンスを収集・公開されていました。

2017年4月に驚きのCMS式サイトへフルリニューアルされ、現在もバリバリ運営継続中の元気なサイトさん。

 

hatsumelo.comさんがCMS導入で大幅リニューアル!

 

その他

1番のりば

会員制投稿速報サイト。2006年11月15日運営開始。2010年1月をもって更新休止。更新休止に関しての説明が一切なく、詳細な理由は不明。

末期にWebサイト改ざんウイルス「Gumblar」にかかっていたものと推測。その後ドメインの復活などもなかったことから、実質廃止。

当時としては先進的なMovable Typeを採用したCMSサイト。代表管理者は201-113。

(その他管理者)
トミー 海路 / イワ / クルクモル  / 二遊亭没楽 /  Zero直通 / 区間急行 / ういんぐ

 

1st-train

2005年1月から2009年8月まで運営されていた、会員制速報サイト。現在の2nd-trainの前身。管理者ははまゆう・特急上野行の2名。はまゆう氏は2008年10月時点で大学生であったことを明記。

余談だが、3rd-train.netというサイト名になったこともあったが、再び2nd-trainへ復帰。

参考:https://blog.2nd-train.net/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/?p=250

 

旅と鉄の盲腸

2000年3月31日開設。2013年8月18日をもってサイト更新停止中。「国鉄っぽいフォント(すみ丸ゴシック)」を配布するなど、現在も一定の影響力を持つ。

かつては「コマルひげ文字フォント」も配布されていた。

URL:http://tabi-mo.travel.coocan.jp/

 

TRAINWWW

1995年開設。膨大な数の掲示板が特徴。

「大阪市交通局」の掲示板がMini Trip@City232210さんの掲示板に接続されていたようですが、直接的な関係があるのでしょうか…?

 

CLUB103

103系研究サイトの第一人者。「103系ホームページ」として1994年に開設。世界へ向けてアピールするために「CLUB103」へとサイト名を変更。

Webサイトの更新は停止していますが、鉄道趣味活動としては、現在でもコミケに参加されるなど積極てな模様。

 

垂水運転所

出典:http://web.archive.org/web/20041205211316/http://homepage3.nifty.com:80/westkobe-TARUMI/

 

1999年4月15日に開設。2006年4月15日に閉鎖。以後、垂水運転所テクニカルセンターへ移行。URLは「http://homepage3.nifty.com/westkobe-TARUMI/」

その後2016年11月10日のinfoseekの無料サーバーサービス閉鎖に伴い閉鎖。

 

 

時代ごとの変遷

 

 年度 サイト名 出来事
 1996年 「近畿日本鉄道博物館」誕生 Yahoo!JAPANがスタート、
Windows NT 4.0が発売
 1997年 「大阪市交通局わーるど」誕生 まぐまぐ、楽天市場がスタート、
「ジオシティーズ」サービス開始
 1998年  MP3プレイヤー「Rio」が発売、大ヒット
 1999年  「垂水運転所」開設  「だんご3兄弟」がヒット
「imode」誕生
 2000年  「Amazon」「Google」サービス開始
 2001年 「SAS」「まるはち交通センター」誕生  「iPod」発売、「Suica」
サービス開始、田代祭
 2002年 「てんきょくどっとこむ」開設  Flash全盛期、ワールドカップ開催
 2003年
 2004年  「なにわの地下鉄」「Hankyu Net」誕生  PSP発売、ブログブーム到来、
「アメブロ」「FC2」などが登場
東京メトロスタート
 2005年  「Osaka-Subway.com
(当時は207系総合管理所)」誕生
「Youtube」サービス開始、
「恋のマイアヒ」がヒット、電車男放送
 2006年
 2007年
 2008年
 2009年
 2010年  「まにあっく・阪神」閉鎖  ニコニコ動画全盛期
 2011年  「近畿日本鉄道博物館」閉鎖  iPhone4S発売、スマホが人気へ、Twitter/Facebook利用者激増
スティーブジョブズ死去、

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