鉄道サイトの歴史「#鉄道Web史」を編纂・まとめています

以前書いた「「鉄道ファンのWeb文化」アーカイブのメモ。」において、皆さんより寄せられた情報を基に、影響を与えた鉄道Webサイト史を作っています。

鉄道ファンのWeb文化というのも、鉄道文化、またWeb文化にとって立派な歴史の一つと思うのです。Webで私達を楽しませてくれた、現在でも楽しませてくれている…そんなサイトさんに敬意を表し、今回まとめてみました。

長らく「何かの形でまとめよう」と思っていたのですが、その為にも、まずはどういうサイトがあるのか…という情報を知るべく、こちらの記事で皆さんに教えて頂きました

「鉄道ファンのWeb文化」アーカイブのメモ。

皆さんより伺ったサイトさんをまとめ、これを基に編纂していっています。

 

–以下、本コンテンツ–

 

【大阪市交通局】

Twitter/Facebookなどのソーシャルメディアが隆盛を極め、鉄道系Webサイトが衰退している中で、現在でも多くのWebサイトが残っているのが大阪市交通局系のファンサイトです。

 

大阪市交通局わーるど

無題
開設年日 1997年4月11日
管理者名 tochio
現状 閉鎖(2014年11月6日)
URL http://ss4.inet-osaka.or.jp/~tochio/osakakotsu/osakakotsu.html

まだISDN回線が主流であった、1997年4月11日にサイトを開設。

「大阪市交通局「知っててどないすんねんクイズ」に代表される豊富なコンテンツが魅力で、今見ると画像があまり多用できなかった、当時の低速度回線向けならではのWebサイト作りをなされていました。

2014年11月6日に突如閉鎖。
参考:http://osaka-subway.com/post-1434/

 

SAS

開設年日 2001年2月1日
管理者名 M.K.100系
現状 運営中
URL http://subway-osaka.sakura.ne.jp/

2001年に地下鉄自動アナウンスを多数収録した「SAS」が運営開始。現在もソーシャルリンクなどを取り入れて運営継続中。地下鉄アナウンスといえばここ。

 

未確認鉄道研究室

開設年日 1998年1月1日?
管理者名 Fair_Fare
現状 運営中
URL http://url.skr.jp/

大阪市営地下鉄・北大阪急行・阪急系のサイト。御堂筋線掲示板がコミュニティの場として機能していた。現在も継続運営中。

運営開始日の記載がないのでハッキリしませんが、おおよそ1997〜98年頃から運営されている老舗サイトさんです。

当サイトもお蔭様で開設して2周年を迎えることができましたが、いいかげん旧名称に飽きてしまったので、とりあえず勢いで変更してしまいました(←実に身勝手な理由)。新名称は未確認”鉄道”研究室、英語にするとUnidentified “Railway” Laboratory、頭文字を拾ってU.R.L.(←これが正式略称)となります。旧称ともども、特に意味の無い、思いつきの名称です。

出典:http://url.skr.jp/whatsnew/2000.shtml

 

なにわの地下鉄

開設年日 2004年9月16日
管理者名 第三軌条
現状 運営中
URL naniwa-subway.net

2004年には、ブロードバンド普及に伴い大きな画像や資料等の地下鉄コンテンツをふんだんに収録した、「なにわの地下鉄」が運営開始。現在は資料系サイトの性格が強いですが、かつては掲示板がかなりの盛り上がりを見せるなどコミュニティサイトとしての性格も持ち合わせていました。

当サイトOsaka-Subway.comも、この「なにわの地下鉄」の影響を受けて開設しています。

 

Hima-sta Plus

開設年日 2007年4月5日?
管理者名 スーパー加越
現状 運営中
URL http://platinumsubway.com/

なにわの地下鉄、Osaka-Subway.comと同じく、同時代からの大阪市交通局系ファンサイト。

どちらかというとこちらは市バスがメインで、バス系同人誌サークル「大阪市交研究会」を主宰し書籍も発行されています。当サイトの書籍「マルコに恋して」は、この「Hima-Sta Plus」の影響を受けて発行に至っています。

 

【名古屋市交通局】

まるはち交通センター

開設年日 2001年1月19日
管理者名 瀬戸線清水
現状 運営中
URL http://www.maruhachi-kotsu.com/

2001年に「まるはち交通センター」が運営開始。2009年に管理人が現在の「瀬戸線清水」氏に代替わりしたものの、現在まで運営継続中。名古屋市営地下鉄系ファンサイトの中では代表的なWebサイト。

 

名古屋市営地下鉄サウンドコレクション

開設年日 2005年9月27日
管理者名 まっち
現状 更新停止
URL http://tabi.michikusa.jp/sound/

名古屋市営地下鉄の車内放送、駅放送、メロディなどを収録したサウンド系サイト。2007年3月19日をもって更新停止中。

 

 

【阪神電鉄】

まにあっく・阪神

開設年日 2005年9月27日
管理者名 阪神電気鉄道同好会
現状 閉鎖(2010年3月31日)
URL http://www.hanshin.co.jp/railfan/

阪神電鉄は、珍しく公式サイトが大きな影響をもっていました。毎年4月1日にはエイプリルフールネタとして「はにわっく阪神」を公開。毎年の風物詩になっていました。

2010年3月に突如閉鎖。理由は語られず。時期的に近鉄との乗り入れ(なんば線)と被る事から、この影響では?と推測するサイトもありました。

かつて、阪神電鉄の現役職員やOB等で組織する「阪神電車鉄道同好会」が製作していた、阪神電鉄に関する濃い内容のWebサイトの名。

『まにあっく・阪神』<http://www.wdic.org/w/RAIL/まにあっく・阪神> – 通信用語(等の基礎知識,2017年5月12日閲覧

 

近畿日本鉄道

近畿日本鉄道博物館

出典:https://web.archive.org/web/20110309010256/http://www.k-m.jp/

開設年日 1996年11月23日
管理者名
現状 閉鎖(2011年11月23日)
URL http://www.kmex.jp/

近鉄系ファンサイトの代表格。当時乱立していた近鉄系サイトのリンクページからは、相互・片道に関わらず、必ずリンクが掲載されていたように思います。

毎日更新されるニュース記事や、多数の閲覧者が行き来する掲示板など、非常に活気のあったサイトで、影響を受けられた方も多いのではないでしょうか。

変遷

・1996年11月23日、「近畿日本鉄道博物館」がオープン。URLは「http://www.kintetsu-museum.com/」
・2005年1月31日にドメイン変更。新しいドメインは「http://www.k-m.jp/」
・2011年4月25日より再び新ドメインへ移行。「http://www.kmex.jp/」
・2011年11月23日、閉鎖。

KMEX.JPでは、本日11月23日をもって最新ニュースの更新を終了し、あわせて一部のコンテンツをのぞき、当サイトの公開を来月10日ごろを目途に終了いたします。 当サイトは、「近畿日本鉄道博物館」として1996年11月(当初は別称)に開設いたしました。

出典:http://b.hatena.ne.jp/entry/68873989/comment/tukanana

 

てんきょくどっとこむ。

開設年日 2002年頃
管理者名
現状 ドメイン消滅(2014年)
URL http://tenkyoku.com

Hola!! Minami-Osaka Line」として2002年頃?開設。開設時のURLは「http://k-hmol.s14.xrea.com/」

2010年9月20日頃を最後に更新が停止。2014年頃まではドメインを維持していたものの、その後ドメイン更新を行わずに自然消滅する形で閉鎖。(tenkyoku.com)

 

京阪電気鉄道

K特急の城

開設年日 2004年12月7日
管理者名 K特急
現状 運営中
URL http://kltdexp.web.fc2.com/

京阪系ファンサイトの筆頭格。近鉄における「近畿日本鉄道博物館」と同様のポジション。ドメイン消滅や更新停止で消滅する京阪サイト系が多い中、現在も精力的に運営されています。

 

Keihan-o2.com

出典:http://web.archive.org/web/20080726150049/keihan-o2.com

開設年日 2004年6月1日
管理者名 京阪電気鉄道公式
現状 閉鎖(2016年3月31日)
URL http://keihan-o2.com

京阪電鉄のうち、京津線・石山坂本線を取り上げたサイト。阪神電鉄の「まにあっく・阪神」と同様mk、こちらも電鉄公式が運営するWebサイトでした。2004年6月1日に開設。

 

出典:http://www.keihan-o2.com/

残念ながら、平成28年(2016年)3月31日をもって閉鎖されたようです。現在は京阪電鉄と一元化されています。

閉鎖直前にはこういうデザインへと変わっていました。

 

阪急電鉄

Hankyu Net

出典:インターネットアーカイブ

開設年日 2004年以前
管理者名 いっつあん
現状 閉鎖(2009年1月30日)
URL http://hankyu-net.com

2004年~2009年頃までの阪急系サイトの代表格。2004年以前に開設されたようですが、詳細は不明。

当時の最新系列である9000系をはじめとする豊富なデータベースもさることながら、鉄道サイトらしくないスタイリッシュなデザインが実に先進的でした。当サイトも多大な影響を受けており、デザイン面への配慮はこのサイトさんがあってこそでした。

残念ながら、2009年1月30日付で更新休止、そのままフェードアウト‥という形を取られています。

当時のリリースでは、このように説明がなされていました。

ただいま、当サイトでは、管理者の多忙等の事情により更新を休止させていただいております
最新情報が掲載できなかったり、古い情報を掲載したままになることが考えられるため、結果としてみなさまに
ご迷惑をおかけすることとなるかと思います。どうぞご了承ください。
なお、更新再開は現段階では未定となっておりますので、重ねてご了承のほどお願い申し上げます

当時、インターネット上にて大河阪急氏からかなりの嫌がらせを受けていたように思います。こう説明されてはいますが、相当参ったのではないかなぁと察するところです。

また、ドメインはムームードメインにて取得されていたようです。

ドメイン移管当時(2004年頃)のサイト。こちらもまたクールなデザイン。

 

南海電鉄

Dear NANKAI

開設年日 2000年以前
管理者名 中央杉谷旅客鉄道
現状 運営中
URL http://officenezuka.webcrow.jp/DearNANKAI/

2000年より継続運営中の、南海系ファンサイトの代表格。特徴的なハンドルネームの由来については、次のように書かれています。

当サイトの前身である架空鉄道SR中央杉谷の正式名称をハンドネーム(原文ママ)としました。
ちなみにサイト名は、ふと思いついたなんとなく響きのよい言葉と言うだけで、深い意見はありません。

出典:http://officenezuka.webcrow.jp/DearNANKAI/profile.html

 

BVE

柏鉄道フォーラム

開設年日 2002年4月1日
管理者名 舞姫
現状 運営中
URL http://kashiwa.mokuren.ne.jp/

現在も継続更新中。鉄道シュミレーター「BVE」の情報まとめ、および素材サイト。

 

音鉄

hatsumelo.com

開設年日 1998年8月11日
管理者名 北1010番街
現状 運営中
URL http://www.hatsumelo.com/

1998年から運営開始。当時の名前は「hatsumelo♪.com」。今年で20周年を迎える偉大なWebサイトさん。

2005~7年頃の個人鉄道Webサイト隆盛時代には超有名な鉄道サイトとして、当時たくさんあった鉄道サイトさんのリンク集に、必ずといっていいほど掲載されていた有名サイト。

Youtubeがまだなかった当時、鉄道系の自動アナウンスを収集・公開されていました。

2017年4月に驚きのCMS式サイトへフルリニューアルされ、現在もバリバリ運営継続中の元気なサイトさん。

hatsumelo.comさんがCMS導入で大幅リニューアル!

 

鉄携隊 -JN1VEOのウェブページ-

開設年日 1999年1月18日
管理者
JN1VEO
現状 閉鎖(2008年12月1日)
URL http://www.venus.dti.ne.jp/~jn1veo/

1999年1月18日より運営開始。携帯(スマートフォン以前のガラケー)時代において、各地鉄道発車メロディーを着メロとして配信していたサイト。

現在はJASRACからの圧力?を受け閉鎖中の模様。サイト本文にはかなりJASRACへの恨み節が垣間見えます。最終更新は2008年12月1日。

掲載中止の詳細はこちらやリンクのページをご参照下さい。
地球上には○楽○作○管理を隠れ蓑にして利権を貪る政治家や○部○学○からの天下り官僚が集うパラダイスがあるそうです。
面白いサイトを見つけました。こちらこちらこちらです。
出典:http://www.venus.dti.ne.jp/~jn1veo/

 

その他

1番のりば

開設年日 2006年11月15日
管理者
201-113
現状 閉鎖(2010年1月)
URL 1-noriba.net/

会員制鉄道投稿速報サイト。2006年11月15日運営開始。2010年1月をもって更新休止。更新休止に関しての説明が一切なく、詳細な理由は不明。

末期にWebサイト改ざんウイルス「Gumblar」にかかっていたものと推測。その後ドメインの復活などもなかったことから、実質廃止。

当時としては先進的なMovable Typeを採用したCMSサイト。代表管理者は201-113。

(その他管理者)
トミー 海路 / イワ / クルクモル  / 二遊亭没楽 /  Zero直通 / 区間急行 / ういんぐ

 

1st-train

開設年日 2005年1月
管理者
はまゆう・特急上野行
現状 移転(2009年8月)
URL http://1st-train.net/

2005年1月から2009年8月まで運営されていた、会員制速報サイト。現在の2nd-trainの前身。管理者ははまゆう・特急上野行の2名。

余談ながら、その後「3rd-train.net」というサイト名になったこともあったのですが、再び2nd-trainへと復帰しています。

参考:https://blog.2nd-train.net/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/?p=250

 

旅と鉄の盲腸

開設年日 2000年3月31日
管理者
Yokochan
現状 更新停止(2013年8月18日)
URL http://tabi-mo.travel.coocan.jp/

2000年3月31日開設。2013年8月18日をもってサイト更新停止中。「国鉄っぽいフォント(すみ丸ゴシック)」を配布するなど、現在も一定の影響力を持つ。かつては「コマルひげ文字フォント」も配布されていました。

 

TRAINWWW

1995年開設。膨大な数の掲示板が特徴。

「大阪市交通局」の掲示板がMini Trip@City232210さんの掲示板に接続されていたようですが、直接的な関係があるのでしょうか…?

 

CLUB103

103系研究サイトの第一人者。「103系ホームページ」として1994年に開設。世界へ向けてアピールするために「CLUB103」へとサイト名を変更。

Webサイトの更新は停止していますが、鉄道趣味活動としては、現在でもコミケに参加されるなど積極的に活動されている模様。

 

垂水運転所

出典:http://web.archive.org/web/20041205211316/http://homepage3.nifty.com:80/westkobe-TARUMI/

開設年日 1999年4月15日
管理者
現状 消滅(2016年11月10日)
URL http://homepage3.nifty.com/westkobe-TARUMI/

1999年4月15日に開設。2006年4月15日に閉鎖。その後、新サイト「垂水運転所テクニカルセンター」へ移行します。

その後、2016年11月10日のinfoseekの無料サーバーサービス一斉閉鎖の煽りを受けて自動的に消滅しています。

 

鉄パパの鉄道写真

http://blog.goo.ne.jp/ygcq2712

2007年6月25日より現在も運営中。歴史的な鉄道写真を多数アップされているブログ。管理者名は「鉄パパ」

「昭和30年より鉄道が好きになり、今になってもやめられない」と書かれていることから、おそらくかなりの年配の方の様子。

 

時代ごとの変遷

 

 年度 サイト名 出来事
 1996年 「近畿日本鉄道博物館」誕生 Yahoo!JAPANがスタート、
Windows NT 4.0が発売
 1997年 「大阪市交通局わーるど」誕生 まぐまぐ、楽天市場がスタート、
「ジオシティーズ」サービス開始
 1998年  MP3プレイヤー「Rio」が発売、大ヒット
 1999年  「垂水運転所」開設  「だんご3兄弟」がヒット
「imode」誕生
 2000年  「Amazon」「Google」サービス開始
 2001年 「SAS」「まるはち交通センター」誕生  「iPod」発売、「Suica」
サービス開始、田代祭
 2002年 「てんきょくどっとこむ」開設  Flash全盛期、ワールドカップ開催
 2003年
 2004年  「なにわの地下鉄」「Hankyu Net」誕生  PSP発売、ブログブーム到来、
「アメブロ」「FC2」などが登場
東京メトロスタート
 2005年  「Osaka-Subway.com
(当時は207系総合管理所)」誕生
「Youtube」サービス開始、
「恋のマイアヒ」がヒット、電車男放送
 2006年
 2007年  「Hima-Sta Plus」誕生
 2008年
 2009年
 2010年  「まにあっく・阪神」閉鎖  ニコニコ動画全盛期
 2011年  「近畿日本鉄道博物館」閉鎖  iPhone4S発売、スマホが人気へ、Twitter/Facebook利用者激増
スティーブジョブズ死去、

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