阪神電鉄は、国土交通省へ提出した「移動等円滑化取組計画書」という文書の中で、武庫川線で使用されている旧型車両7861-7961形、および7890-7990形車両を5500系で置き換えることを明言しました。
【追記】6月以降へと延期された模様です。
【訂正】当初3月末までとお伝えしましたが、車両を改造するのが3月末までということで、実際に車両投入するのは5月末までだったようです。記事タイトルを修正しています。
障害者の方への移動円滑化が十分になされていないということが置き換えの理由のようです。
本線普通車両の一部(32 両)及び武庫川線で使用している車両(8 両)は、新造竣工後 40 年を経過しており、移動等円滑化が十分になされていないことから、本線普通車両(32 両)については、2023 年度までに全車両を新型車両に置き換える計画である。また、武庫川線車両(8 両)については 2020 年度に全車両、車齢 20 年程度の車両を改造して移動等円滑化対応を推進する。
現在、武庫川線は7861-7961形が3編成x2両、7890-7990形が1編成x2両の合計8両が在籍しており、今回発表された「武庫川線車両(8 両)」という文言と一致します。
具体的には車内液晶ディスプレイがないことによる、運休情報などリアルタイムでのバリアフリー情報提供力の欠如、および次の停車駅や行先・列車種別など日常的な情報提供力の欠如が挙げられます。
5500系は阪神本線普通列車(青銅車)の基本となる4両編成での運行ですが、2両組成の武庫川線対応にあわせて短編成化されるものと思われます。
現在「尼崎車庫内にて5513Fの2連化が行われている」という情報があり、分割・中間車両の先頭改造化がなされた2編成が運用に就くこととなるのでしょうか。続報があり次第お伝えします。
【2020.2.21追記】続報がありました