現在、なんばパークス南端部分の元タイムズ難波中央だった用地において、再開発が始まっています。
出典:関電不動産開発「難波中二丁目における開発について」
この地にはインバウンドの追い風を背景にタイ発のリゾートホテル「センタラグランドホテル大阪」が2023年度に建設される予定です。
以前、ボーリング調査が始まっていることをお伝えしましたね。
現在はその基礎工事段階なんですが、何やら怪しげな近代遺跡っぽい埋設物が出土したようです。
右側(南側)から
それがこちら。大都会のすぐそばに現れた、謎の遺跡……
8つの区画に区切られているようです。RPGのダンジョンみたいでテンション上がってきますね~
一番手前側の部屋(?)には、何やら円筒っぽい形状のものが見られます。
真ん中側から
もう少しアングルを動かして真ん中上から覗いてみます
構築物はレンガっぽい(鉄筋コンクリート?)作りであることから、比較的近代のものと推測されます。
また、部屋内には穴のようなものも見られますが、これは…?と思っていたんですが、詳しい方からの情報によると「江戸時代以前に掘られたものではないか」という話でした。これはすごい……
左側(北側)から
もう少し北側に移動して撮影。
壁面が比較的しっかりと残っていますが、上部分は無理矢理もぎ取られたかのような作りになっています。
また、黒ずみのようなものも見えました。
これはいったい何?
①専売公社の工場説
一見何かの古代遺跡のような感じですが、よくよく見るとレンガ作りであることから割と近代のものと推測。
Twitterでは「大阪専売工場(たばこ製造地)の跡では?」という補足情報を頂きました。
この地は江戸時代に「難波御蔵」として利用された後、明治政府の手によって専売公社の工場が完成。おもにタバコの製造が行われていましたが、1945年に大阪への空襲で焦土と化しました。
②ニッピの工場説
ヤマダ電機「LABI1なんば」前で遺跡発見!?
http://blog.livedoor.jp/kmmh9189/archives/1076126379.html
こちらのブログさんによると、日本皮革株式会社(現在の株式会社ニッピ)の工場ではないか、という説が取り上げられています。
確かにニッピのプレスリリースには「当社なんば地区所有地の開発について」というプレスリリースが出されています。
結果がわかったようです!
「なんばパークス南で謎の遺跡が!その正体を追う」
https://yonezawakoji.com/namba-nambaparks-history/
このあたりの事情を、いつもお世話になっているBEのぶさんの記事にて解明されているので、是非こちらを御覧下さい!
果たして結果は専売公社か、ニッピか、はたまたそれ以外か…?
発掘専門会社とタイムズ難波中央の今
ちなみに、この遺跡(?)を発掘しているのは株式会社島田組という遺跡発掘専門の会社だそうで、ボードには「発掘作業員・整理スタッフ募集中」という謎に字面が強い用語が並んでいました。笑
また、タイムズ難波中央のあった部分全てが再開発されるのかと思いましたが、どうも北半分のみがその対象で、南半分は現在も営業していました。
ただし最大料金は、キャパが狭くなった分値上がりしています。
いや……すげえ
なんばパークス南端にあるこの謎の埋設物、すごいですわこれは……発掘された遺跡っぽいですね
遺跡なのかなこれ pic.twitter.com/wkjtaz6cd4— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) October 29, 2019
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