【京福電鉄】株主に何故か「お寺」がいるらしい

【京福電鉄】株主に何故か「お寺」がいるらしい

京福電鉄は、紫色の電車「嵐電」などを運営する京都の鉄道事業者です。

規模が小さいながらも上場した企業ですが、興味深いことに有価証券報告書に記載された株主名に「専徳寺」というお寺が登場しています。

 

主要株主構成

出典:1)

京阪ホールディングスを筆頭に、京三製作所や日本駐車場開発といった企業が名を連ねています。

この他日本生命保険、東京海上日動、福井銀行、京都銀行…といった金融関係の企業名もありますが、その中に「専徳寺」というまさかのお寺が登場しています。

有価証券報告書を辿ると、この専徳寺は2022年から大株主の項目に名を連ねていて、以後最新の2024年まで1万1000株(0.57%)の株式を保有しています。

 

専徳寺は、右京区の嵐電有栖川駅付近に位置する小さなお寺です。

なお、四条大宮にも同名のお寺がありますが、そちらとは異なります。

流石にどういう経緯かまではわかりませんが、宗教関係の団体が鉄道企業の株主となっているのは、なんともユニークですね。

 

 

変わった株主の歴史

京福電気鉄道は、これまでも変わった大株主が居た時期があります。それが、最近何かとやり玉に上がっている財務省です。

個人の大株主のご家族が、相続税の物納として京福電気鉄道の株を財務相に物納した事期がありました。

この関係で、平成29年まで財務省関東財務局が0.94%の株式を保有していた時期があったのです。

 

 

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参考文献

  1. 京福電気鉄道「第118期 有価証券報告書

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