京福電気鉄道は、現在製造中の新車「KYOTRAM」デビューにあわせ、新しいロゴマークを制定すると発表しました。
現在の嵐電は社章以外に特段ロゴはなく、今回初めての制定となります。
漢字をバラして…
新しいロゴマークは、「KYOTRAM」と同じ世界観の下で制作。
「嵐電」の2つの漢字を分解し、それぞれの象徴的な図形を1つにあわせたものをイメージしています。
嵐電からの説明原文は以下の通り。
「嵐」と「電」 二つの漢字の成り立ちに遡り、一つの象徴的な図形に融合、少ない要素に昇華させ生み出したシンボルマークは、歴史の深みと親しみ感のあるモダンな印象を兼ね備えた嵐電の新しいシンボルです。要素を凝縮する際、京都らしい「碁盤の目の街並み」、「源氏香に用いられる象徴的な記号性」、嵐山の竹林を連想させる「竹の網代文様」のエッセンスを加えました。
嵐電ロゴと共に、新車「KYOTRAM」に用いられるロゴマークも登場。
車番に用いられるであろう数字フォントまで用意されているあたり、かなりのこだわりが伺えます。
新車も製造中
また、今回のリリースでは現在製造中の新車「KYOTRAM」の車体図がお披露目されています。
車体は嵐電の京紫色で、乗務員扉が円弧状の引き戸になっていたり、クラシカルな丸いヘッドライトなど、どことなくレトロフューチャーを感じさせるようなデザインなのが素敵ですね。
これまでイメージ図としては出ていましたが、やはり現物になると全く見え方が異なりますね。
また、車内の様子も新しく発表。車内はロングシートで、座面幅460mmのバケットシートが採用されています。
手前には立席用の簡易テーブルも設置され、車内は暖色系のLED照明を採用。また、空気清浄装置にパナソニックの「ナノイー」が採用されています。
モボ…何形に?
ちなみに、KYOTRAMの形式名は「モボ1形」です。
最新形式は2001年に製造された「モボ2001形」ですが、そこから若番に戻ることになりました。
従来の命名規則を踏襲するとなると「モボ2024形」あたりになりそうですが、コンセプトがこれまでとは異なることや、親会社が京阪ホールディングスとなっていることが、付番法則の変動要因となったのでしょうか…
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