以前お伝えしたように、381系の引退を記念して、スーパーくろしお色となった381系の展示が京都鉄道博物館にて行われました。
塗装ではなくラッピングでの展示で車体前半部分だけではありますが、平成初期に活躍した懐かしのカラーが復刻するとだけあり、非常に多数のギャラリーが集まりました。
期間は12月12日~16日までで、現在は既に終了しています
展示の様子
展示の様子。左には「ゆったりやくも色」の381系も並べられています。
今回スーパーくろしお色の対象となったのは、クロ381-134号車です。
違うアングルで。
この塗装はJRになった後すぐの1989年に登場し、雷鳥と共に既存車両をブラッシュアップした「スーパー」な特急の先駆けとなりました。
283系「オーシャンアロー」登場に伴い、1998年から順次水色の塗装へと切り替えられていきました。
「スーパーくろしお」のヘッドマークも懐かしいですね。こちらは2012年まで用いられていました。
側面の様子。
白をベースに和歌山をイメージさせる黄色と、太陽をイメージした赤の2色が入れられていました。
今回ユニークな試みであったのがここ。
既存車両は「ゆったりやくも色」ですが、今回の復刻にあたってはラッピングで行われた為、これを活かし(?)て先頭部分だけがスーパーくろしお色となりました。
ちなみに解説ツアーに参加された方の話によると、ラッピング費用には数百万円かかったそうです。
境目の様子。なんだか画像編集ソフトでいじったみたいになってますね笑
おなじみ、381系についての説明ボードが立てられていました。
また今回、381系を輸送するにあたって連結されていたのがクモヤ145系です。彼も一緒に展示されていました。
今回多くの方が撮影するにあたって、鉄道博物館側から撮影禁止スペースが指定……要は邪魔にならないような配慮もなされており、このあたりは流石だなぁと感心していました。
粋なプログラムに感謝
展示期間は12~17日の僅か5日だけでしたが、この為に関東などから訪れられる人もおり、非常に人気なイベントとなっていました。
ありがとう京都鉄道博物館…!!
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