南海電鉄は、支線で活躍している2200系の2編成(計4両)を2025年春に引退させると発表しました。
これを記念して、2200系車両2編成のうち1編成(2231・2281)に、2種類のヘッドマークの掲出と復元塗装を行い、汐見橋線やその他の各支線で運行するようです!!
2200系に復元塗装を行うのは初めてのことです。
概要
・対象車両 :2200系(2両)1編成
※車両番号モハ2231、モハ2281
・運行期間 :2025年1月20日(月)から2025年春まで
・運行予定区間 :汐見橋線、高師浜線、多奈川線、加太線 和歌山港線
2200系は、かつて22000系として運行しており、現在の2000系のような立ち位置の「ズームカー」と呼ばれる列車でした。
ズームカーとは
南海高野線は、一般的な普通鉄道規格(全長が20mの難波~橋本間)と、山岳路線規格(全長が17mの橋本~極楽橋間)の2つに分かれています。
山岳区間では急カーブ、急勾配が続くことから、乗り入れには専用のブレーキ装備やモーターのトルク、短い車体が必要となります。
ズームカーは、このどちらへも乗り入れが出来る車両を指しており、カメラのズームレンズ(広角から望遠まで対応できる)から名前が採られています。
高野線で走行していた際は、旧南海色である「オリエンタルグリーンの車体にエメラルドグリーンの帯色」で、「緑色の南海電車」そのものの色でした。
またヘッドマークは、復元塗装をモチーフにした2種類の記念ヘッドマークを、車両前部・後部にそれぞれ掲出します。
アプリで追跡可能
また、この復元塗装車両は、南海公式の「南海アプリ」で表示するとのことです。
今どこにいるのか、運休しているのかなどが一目でわかるのは嬉しいですね。
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