2024年、公明党の代表にまで上り詰めた斉藤鉄夫氏。
実はこの方は、鉄道好きの議員としても有名な方です。
鉄道好きで有名な自民党の石破総理や、維新の会の前原誠司議員よりも少し印象が薄いですが、こんなユニークなエピソードがあります。
「北総に急行を」
それは、北総鉄道に急行を走らせるきっかけを作ったこと。
あくまで本人談ではありますが、自身のYouTubeチャンネルでこんな発言をなされています。
「また乗ってみたい 電車は? 」という趣旨でアップされたこの動画。
過去に北総鉄道沿線にお住まいだったことを明かされており、この関係で北総鉄道にまた乗りたいと発言されています。
…で、その後半部分。
住んでる時にですね 「この電車のダイヤは明らかにおかしいよ」と言って私論文を書きまして
こういう風にダイヤを(変更)したら例えば急行を走らす事ができるのではないか
という提案をして会社に持って行ったら その提案 用いられました!
私の提案で急行が走るようになりました!
…な、なんという熱意。
このために論文を書いてまで北総鉄道へ持っていった結果、急行が走るようになったのだそうです。
この結果、北総鉄道では1993年4月から急行を設定。2022年11月に廃止されるまで、30年近く続いた種別となりました。
北総側の証言ない
ただ、先にも書いたようにこれは斉藤代表からの談話で、北総鉄道からの見解は示されていません。
ましてや議員(しかも当時は立候補前、清水建設の組合副執行委員長の立場)とはいえ、一個人の意見だけで公共交通の種別が設定されるとは思えないので、何かこれ以外にプラスで事情があるのかもしれませんね。
例えば
・陳情の前、既に北総鉄道車内で急行を検討していた
・急行設定の噂を議員候補の立場で聞いていて、それを後押しした
だとか、そういう実際の事情までは見えづらいところです。
公明党の斉藤代表、「僕が考えた最強の北総電車」を持っていったらほんまに採用されたらしくて草
「私の提案で急行が走るようになりました」は字面が強過ぎるのよ pic.twitter.com/Pock3SeSV5
— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) December 6, 2024