2024年12月21日から施工予定の、南海電鉄における新しいダイヤが発表されています……が、この南海本線のダイヤから「2扉車」の案内が消えているようです。
2扉車、すなわち2000系の運用がなくなることを意味しています。
ダイヤを見てみる
そのダイヤがこちら。
改正前(現行)のダイヤでは、「ご案内」欄の最下部に□の文字=2扉車であることが明示されており、実際に時刻表もそのような表示を行っています。
しかし、改正後のダイヤではそれらの項目が全てなくなってしまいました。
一方、高野線の時刻表では引き続き□文字での2扉案内が残っていることから、本線系統のみ2扉車=2000系の運用が無くなっていることが確認できます。
持て余し気味の2000系
2000系は当初高野線用として登場しましたが、
・大運転(難波~極楽橋通しの運用)のダイヤが少なくなったこと
・山岳区間である橋本~極楽橋間では2300系が竣工したこと
で本数が余剰となり、この関係で2007年8月から本線の普通用車両として運用をスタートしました。
車体前面にはわかりやすいよう、でかでかと「2扉車」のステッカーを貼っていましたね。
時刻表通りであれば、この姿も15年で見納めということになります。
動きが激しい南海
ここのところ、南海では車両の動きが激しくなっています。
高野線へ投入されたばかりの8300系が本線へ転属する代わりに、長らく本線で活躍していた8000系を高野線へトレードするなど、大きく動いています。
これは8300系による本線のワンマン運転を実施するためではないか…との噂がありますが、果たして本当のところはどうなのでしょうか。