リーク通りですね…!
南海電鉄は、大阪の著名な観光スポットである「通天閣」を運営する通天閣観光株式会社の株式を買収し、子会社化することを発表しました。
株式買収日は2024年12月27日を予定していて、取得する株式割合は70.8%(14万550株)で、会社法上の「子会社」に値します。
事業成績
通天閣観光株式会社の直近の事業成績は、以下のとおりです。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
売上高 | 3億7900万円 | 10億9500万円 | 15億1500万円 |
営業利益 | 1200万円 | 1億8500万円 | 6億3000万円 |
経常利益 | 8000万円 | 2億2900万円 | 7億700万円 |
純利益 | 5400万円 | 1億4400万円 | 4億9500万円 |
ここ最近は、非常に好調な数字を叩き出していますね。
2021年度はおそらくコロナ理由での減益だったとは思いますが、それにしても売上高5倍、純利益10倍とは……。
通天閣について
通天閣は、ご存知大阪の有名観光スポット。テレビ局がしきりに「大阪の象徴」として映すこともあり、全国的な知名度が高いスポットです。
入場者数や売上自体は悪くなく「事業成績」の項目でも書いたように、むしろインバウンド観光客のおかげで急激に回復しています。
しかしそれだけ設備投資費も必要になっており、大きい資本力がある企業の傘下になる必要があると痛感しているようです。
細かな経緯は前回書いた記事にて記載していますので、そちらを御覧下さい。
それにしても、ここ最近は近鉄は海遊館(2015年)、京阪は京都タワー(2007年)、そして南海は通天閣(2024年)…と、関西私鉄による著名スポットの子会社化が進んでいます。
関連リンク
参考文献
南海電気鉄道「通天閣観光株式会社の株式取得に関するお知らせ」