京阪電鉄は、2025年10月を見据えて運賃値上げの申請を行うと発表しました。1995年以来、30年ぶりの値上げとなります。
運賃は初乗りが170円から180円と10円の値上げ、大津線は170円から200円と30円の値上げとなります。
中距離は?
京阪の運賃は「遠距離が安価で中距離が高い」とよく言われますが、大阪から見た中距離(寝屋川市・枚方市)・遠距離(三条)の料金は以下の通り。
現行 (バリアフリー料金含) | 値上げ後 | |
---|---|---|
淀屋橋→寝屋川市 | 320円 | 360円 |
淀屋橋→枚方市 | 350円 | 400円 |
淀屋橋→三条 | 430円 | 490円 |
おおよそ50~60円の値上がりとなるようですね。大阪⇔京都とあまり値段が変わらないのは厳しいですね…。
尚、あくまで”上限”の為、実際にはこれ以下の価格に設定することも可能です。
尚、運賃値上げが実施された場合、鉄道駅バリアフリー料金の加算は廃止するとのことです。
サービスダウン・運賃値上げ…
ここ数年、京阪の電鉄事業はあまり良い話がありません。
下の関連リンクにもあるように、
・エスカレーターに蓋をしたり
・乗車券の販売を取りやめたり
・列車運転本数の大幅な削減で使い勝手が悪いダイヤになる
…などなど、露骨なサービスダウンで利用者から不満の声が聞かれます。
唯一の明るい話とも言えるのがプレミアムカーで、2025年には3000系のうち2両をプレミアムカーにする方針です。
一方、不動産関係は投資を続けており、2024年には枚方市にツインタワーを建設して本社を移転。
また淀屋橋駅のビルについても再開発事業が進んでいます。