【一畑電車】新型「デハ8000系」の投入を正式発表

【一畑電車】新型「デハ8000系」の投入を正式発表
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一畑電車は、2024年度中に新型車両「デハ8000系」の導入を発表しました。営業運転開始は2025年3月2日からです。

昨日地元新聞社の山陰中央新報からリークされていましたが、公式から正式に発表があったのは初めてです。

製造は大方の予想通り、JR西日本系の後藤工業(後藤総合車両所)にて行われているようです。

 

主な概要

8000系の概要は以下の通り。

・形式名…デハ8000系車両(8001号車)
・車体は7000系の鋼製からステンレス製へ、塗装やラッピングなし
・前面はブラックアウトの配色に

・車体長 20.8m、片側2扉
・座席はロングシート、およびデュアルシート(ロング・クロスの切替が可能)
・定員123名、120名(座席定員55、エオ)

・7000系との連結運転可能、基本は単車運転
・VVVFインバータ、回生ブレーキを導入
・0.5Mシステム

導入本数は合計4本で、まず2024年度に1両を導入した後、2025年度1両、2026年度2両…というスケジュールで搬入されます。

8001号車については既に6月から導入に取り掛かっており、まもなく搬入されるものとみられます。

 

8000型は、7000型以来の新型車両となります。顔つきは7000型とそっくりですね。

先代の7000型は「87年ぶりの新車導入」として話題になりましたが、今回の8000型は8年ぶりとなります。

 

特筆される仕様

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今回特筆されるのが、なんといってもデュアルシートでしょう。

近鉄L/Cカーのように、ロングシート・クロスシートを切り替えることが出来るようになりました。

ロングシートは横向きの座席、クロスシートは前/後ろ向きの座席のことです。

これにより、混雑する通勤通学時にはロングシートで、旅情を感じたい観光利用時にはクロスシートとなり、双方の需要を満たす仕様となっています。

また、車内には新たに次駅停車駅案内表示器を新設。

LEDか液晶かなど具体的なところまでは言及されていませんが、イメージを見る限りでは乗務員室入口の上部に液晶モニタらしきものが見えるので、LCDモニタが採用される感じでしょうか。

 

関連リンク

一畑電車、新形式「8000系」を投入?

【一畑】2024年度から新車を追加投入へ

参考文献

  1. 一畑電車株式会社「令和6年度新造車両の導入について

 

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