昨日20時20分頃、四国電力管内を原因不明の停電が襲い、愛媛・高知などを中心に36万5000戸が停電となりました。
これだけの大規模な停電にも関わらず、驚くべきことにJR四国は通常通りの運行を続けていたようです。
駅舎は暗いけど…
情報元はNHKや日経と、現地におられた方の目撃談から。
NHKによれば
各地の駅で停電が発生しましたが、順次、復旧しているということです。
これまでに運転を見合わせるなど列車の運行に影響は出ておらず、通常通りの運行を続けているということです。
出典:NHK「四国 最大36万戸余で停電 “送電線トラブル対応中に発生”」
と、駅照明こそ落ちたものの列車は通常運行されていたようでした。
JR四国の運行情報を見ても、特段変わった様子は見られなかった他、貞光駅に到着する気動車の映像を撮影された方の動画を見ると、駅は真っ暗なのに気動車は普通に動いているのがわかります。
今回の停電は四国4県に跨るものでしたが、最も停電戸数が多かったのは愛媛・徳島の11万戸で、高知7.9万戸、香川6万戸…と続きます。
気動車強し
これはJR四国管内の鉄道の殆どが、電気で動く電車でなく軽油で動く「気動車」だったからではないか、という見方が出ています。
JR四国の電化路線は、愛媛県・香川県の2県に限られ、更に区間も松山~高松間(予讃線)と、瀬戸大橋線、土讃線の多度津~琴平までの3路線のみです。
当該時刻には、松山発今治行きの普通電車などが走っているはずですが、影響はなかったんでしょうか…?
電車だと何かと便利で使い勝手も良さそうなイメージがありますが、こういった非常時には気動車の方が強いんですねぇ…。