2025年をもって、吸収合併されることが発表されている泉北高速鉄道。
以前の記事で、ラインカラーと駅ナンバリングが変更されることをお伝えしましたね。
確定ではないものの、この影響を最も受けそうなのが駅名標です。
駅名標は電鉄会社の顔とも言える存在で、基本的に運営会社が変わると真っ先に取り替えられます。今回は駅番号やラインカラーも変更されるので、消滅の可能性が非常に高くなっています。
そこで先回り的に、泉北高速鉄道各駅の駅名標やサインを撮影する旅に出かけました。
南海8000系の記事で書いていた”別件の予定”とは、今回の事です(笑)
和泉中央
まずは終着駅の和泉中央から。
「泉北・泉ヶ丘・和泉中央」など、沿線に多い泉をイメージしたとされる新しいサイン様式が、2017年から使用開始となっています。
標柱タイプの駅名標。UD新ゴが用いられています。
光明池
続いて和泉中央の1つ横にある光明池駅。自動車運転免許でお世話になる方も多い駅ですね。
ここだけ以前のサイン様式がそのまま採用されていました。ゴシック4550はどこかホッとするなぁ…
駅名標だけでなく、駅舎の各サインについてもそのままの状態でした。ここは真っ先になくなりそうですねぇ…。
栂・美木多
泉北高速線の真ん中の駅、栂・美木多駅は、和泉中央と同じく新しいサイン様式。
落下事故を防ぐためか、このタイプの駅名標は全て自立式となっています。
時刻表や路線図も新しいサイン様式に合わせたものです。
泉ヶ丘
サイン交換が最も初期に行われた泉ヶ丘駅。和泉中央と並ぶ、泉北高速鉄道の主要駅です。
1971年に最初の開業区間として、中百舌鳥~泉ヶ丘間が改行しました。
標柱型の駅名標は、ウェイトが細い「UD新ゴL」が用いられています。ちょっと見づらい…
深井
今回、ツッコミどころ満載だったのが深井駅。
駅名標はホーム中央に作られた防風壁面に掲示されていて、このように通常タイプもあるんですが…
!?
!?!?
ちょっとわかりづらいですが、サイズが異様にでかいんです。ベンチの着座定員6名分の幅があります。
駅名標だけでなく、ホームサインもこのデカさ。わかりやすくはありますが、また何故に…
一応普通サイズのものもあり、要所要所で使い分けているみたいですね。
中百舌鳥
最後は中百舌鳥。ここだけは南海が管理していることもあり、南海様式のサインが用いられています。
色と駅番号だけが通常の南海線となります。
通常タイプはこんな感じ。高野線は緑色なので緑になっています。
「南海泉北線」になると黄緑となるので、サインも黄緑に変更されるんでしょうか。
近年の南海電鉄は、吊り下げ式でなく自立式の駅名標を増やしていることもあり、更新後はこういうタイプになっていきそうですね。
まとめ
全6駅の泉北高速鉄道駅名標。いかがでしたでしょうか。
合併は2025年4月を予定していますから、動きがあるとすればそのあたりまでに変動がありそう…でしょうか。特に更新していない光明池駅は最も消滅する可能性が高いと言えそうです。
皆さんも更新前に是非撮影に立ち寄ってみてくださいね。
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